↑サントリー社のウィスキー[White]です。久しぶりに買えました。スーパーやコンビニなどではあまり見かけなくなった気がします。もちろん酒屋さんに行けば、ちゃんと置かれていると思うのですが、最近はとんと酒屋さんに行かなくなってしまったので、いつもはスーパーで[角]を買っていました。
Whiteには学生時代から馴染みがありました。
大学1年生の頃、私は自宅から通学していましたが、同級生、先輩には下宿している人も多く、その中に2年先輩で北海道出身の“ゲンさん”が居ました。
ゲンさんは当時の東急目蒲線(今の目黒線)の武蔵小山駅の近くに下宿しており、ゲンさんの部屋に何度か泊めてもらったことがあります。
ある日、ゲンさんと一緒に居酒屋で呑んで、その足でパチンコ屋に行ったらゲンさんが大勝して、ゲンさんの部屋で呑み直そうということになりました。今と違ってコンビニや深夜に開いているお店も少なく、おつまみは買えませんでしたが、自販機でお酒を買うことはできました。
そういえば、いつの頃からか、自販機でのお酒の販売時間も制限されていますが、あの頃はそんな制限もありませんでした。
ともかく、ゲンさんの下宿の近くの酒屋さんの前にある自販機でお酒を調達することになりました。お店は目蒲線の線路沿いだったと思います。目蒲線の古い緑色の電車がガタンゴトンと通っていった憶えもあります。
ゲンさん:『おう、どの酒がいいんだ?好きなの選んでいいぞ』
わたし:『んー、じゃぁ、White!!』
そんな会話を交わしたと思います。そう、当時は自販機でビールだけでなく瓶に入ったウィスキーも売っていました。 お金を入れて、商品が出てくるとき、ガタン!と、大きな音がしました。よく割れなかったものです。
そういえば二人ともヘベレケでした。自販機に千円札を入れるゲンさんは、手が泳いでなかなかお札を投入できないし、商品取り出し口から待望のWhiteを取り出そうとしゃがむ私もフラフラでした。
その後、ヨタヨタと千鳥足ながらもなんとかゲンさんの部屋に辿り着き、とりとめもない話をしているうちに酔いつぶれて寝てしまったと思います。
あの頃は楽しかった。損得勘定とか、いろんなしがらみとか全く関係なく、言いたいことが言い合えました。
今にして思うと、無茶なお酒の呑み方をしていたかもしれません。お酒を美味しいと思って飲むよりも、酔うことを求めていたような感じです。さすがに今ではそんな呑み方をすることはないし、そうしたくてもできないことが多いはずです。
今は、仕事から帰ってきて、時々ロックで一杯だけ呑むのを楽しみにしています。
どうせ呑むなら美味しく感じられるほうが幸せなのでしょうが、時には『苦い酒』もあります。日々、いろんな出来事が起こるから、それも仕方がありません。
でも、今日は久しぶりにWhiteを手に入れて、それだけで上機嫌になってしまいました。ゲンさんのことも思い出したし、なんだかホッとした心もちです。
↑Whiteの裏ラベルです。
『シャープで軽やかな香り、やわらかな旨みのあるコク』と書かれています。サントリー社のウィスキーの中では安い価格のWhiteですが、私にはこれが一番合っている気がします。『シャープ』な感じが気に入っています。
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↓最近もう一つのお気に入り、[マルちゃん正麺]です。
本当に美味しいインスタント・ラーメンです。醤油味と塩味と、両方食べてみましたが、両方とも美味しい。特に商品名のとおり麺がずば抜けて美味しいと思いました。
自分の下宿からゲンさんの下宿(窓の真下を走る目蒲線!)まで歩いて10分程度だった・・・
やれやれ、もう30年も昔の話じゃないか!
でも、そうしてWhiteを飲みながら思い出せば、ゲンさんも草葉の陰で喜んでくれるよね。
(あれ? まだ生きてるんだっけ?)
北海道に帰ったように聞いた気がします。
Pepperさんならご存知かと思いましたが...
Whiteを買ってくれたゲンさん、太っ腹でした♪
あのとき、確か1,680円だったと思います。
その後、酒税も変更されて、今日は1,090円でした。
物価の変動を考えると、安くなったものです。
最近、メーカー各社が、美味しそうな新製品をどんどん出してきてますね。
こういう競争は嬉しいです。
大学1年の時コンパに誘われて、先輩に勧められて飲んだ茶碗酒。飲んだ後「歩いてみろ」と言われてまっすぐ歩いて「よし!」と褒められた覚えがあります。何がよかったんだか?
大学祭の提灯行列で、高歌放吟しながら表参道をスクラム組んで、酔っ払った男子学生をズルズル引きずって歩いたこともあります。
な~~んにも考えてなかったですね。気楽なものでした。
ゲンさんと呑んだホワイトは、パチンコで勝ったからこそだったと思います。
サークル同士の進物でも日本酒がやりとりされてました。
銘柄は『剣菱』でした。
なんで剣菱だったのか忘れてしまいましたが...
『男子学生をズルズルひきずって歩く』ハナミンママさま...想像するとかなり面白い絵です
週末は、ひきずっている物事を忘れて、Pepperさんの様に遠い目をして、昔を思い出しながらのお酒がよろしいのではないでしょうか?
昔、友人が作った歌詞に、
『近眼の眼で星を探す...』というのがあったのを思い出しました。
今、手元の本の中の小さな文字が見えにくくなってきて、年月を感じてしまいます。
缶ビール+柿ピー、家呑みの王道ですね