今回は手持ちのエフェクターのことを書きます。
20年くらい前の製品ですが、"MAXON"の"Super Tube Screamer"というものです。ギターを弾くときのために持っていましたが、部屋で使っているだけです。本当はこの機材の良さを出すためには、大きな音を出してみたいのですが...
"Tube Screamer"は、歪み系エフェクターのスタンダードの一つですが、その名を冠した製品は、"MAXON"と"Ibanez"という二つのブランド名で複数の製品があります。そして"Ibanez"ブランドでは現行製品もありますが、"MAXON"は廃番になっています。
"MAXON"というブランドは、デザインやスペックを幾度と無く変更してきており、私の持っている機種(ST-01)は短命なモデルでした。中古市場でもあまり見かけません。on-offを切り替える「ペダル」がナヨナヨと貧弱だという欠点があったり、販売されていた当時の、ブランド自体の不人気もあったからかもしれません。それほど売れた製品ではないようです。
"Screamer"は「鋭い音をたてる物」という意味ですから、商品名からは過激な音が連想されますが、以前の稿で書いた"BOSS"の"Mega-Distortion"がかなり過激な歪みを得られるのに比べたら、とても大人しい歪みです。「上品な」と形容しても良いかもしれません。"Tube"は「真空管」の意ですから、暖かい音のイメージもあります。
さて、この機材、部屋でギターに使っているだけではちょっともったいないと思い始めています。7月に予定している施設の催しでの演奏が直近の機会になりますが、そのときに使ってみようと思っています。
前回の催しの際は、「太くて、優しい音」をイメージして複数のエフェクターを用いましたが、今度はそれに「暖かい」というニュアンスを加えてみようと考えています。楽器店でこの機材の話をしたときに、ベースに使うと「1970年代のハードロック・ベース」の音が作れるとのことでした。そんなにヘヴィな音にはしませんが、軽く、優しい歪んだ音にできたら嬉しいです
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