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探究心をもって人生を生きる

青年海外協力隊隊員としてボリビアで活動していたころを中心に、帰国後10年(2022年)の今を書いています。

ボリビアからイグアスの滝観光へ!@パラグアイ

2012-03-03 08:38:00 | 中南米旅行
3月1日(木)

お昼の飛行機でサンタクルスからパラグアイの首都アスンシオンへ。
サンタクルス~アスンシオン間は飛行機で約1時間45分。
往復の値段は税抜きで117ドル,税入れても164ドル前後
と安いです。日本からアスンシオンだったら数十万でしょうか。
航空会社はTAM。

行きの飛行機でサンタクルス出身でアルゼンチン在住の方と隣席。いろいろと話をしていたらあっという間の旅。
機内食はここのところかずっとハズレっぱなしだったのですが,結構美味しかったので驚き。

そして何よりも驚いたのはアスンシオン上空から眺める景色はサンタクルスとほぼ変わらない緑の平原や赤い瓦屋根。

あれ?まだサンタクルスですか??と思わず思ってしまう程だった。


空港内はなんともいえないゆる~い雰囲気。
ハーブ演奏者が奇麗な音色を奏でていました。

ここで両替。
レートは1ドル4200グアラニー

この後確認したのでは市内では4300グアラニー

位でした。



空港

のどかな田舎町に降り立った気分でした。

そこからバスで市内のホテルへ。
バス代2300グアラニー(46円)







緑が多くて奇麗です。

夕方は現地の同期隊員,や旅行中の隊員,シニアボランティアみんなと合流して中華レストランへ。

ボリビアに比べるとメニューが豊富。

その後シニアの方の家にお邪魔させていただきました。
豪邸でした。すごい。

そこから眺める夜の街。





みんなで活動の苦労話やここで感じることなど,いろんな事を話し合い,満足。
約一年と8カ月ぶりに会う同期のみんな。駒ケ根訓練所でのあの頃話しで盛り上がりました。
今聞かされると,「そういえばそんなことやってたね~」なんて…
とても昔のことのように思えるのでした。

お世話になりました。

モジェ・プンク~織物体験の村~@スクレ

2012-02-23 13:06:17 | 中南米旅行
2月20日(月)

女性隊員達が「織物体験」をするということでモジャ・プンクへ行くことに。

僕は午後には帰る予定。

昨日訪れたタラブコ村へ行く途中のヤンパラエスという村で降り,
そこから3㎞程歩いたところが目的の村。

この看板が目印です。

実際お金を多く払って車で送ってもらいました。
さらっと乗っている若いチョリータさん達。
しれ~っと乗ってました。
まあ,いいか。

そして昨日タラブコで会ったレイナの家へ。

土壁で作られた昔ながらのお家ですが,結構立派です。


外国人のお客さん用に二段ベッドを二つ用意した部屋に案内されました。
ここで織物体験と食事を入れて200BS.とるわけですからいい値段です。

女性隊員達は持ってきた食材で親子丼を作って振舞っていました。

その後,隊員の一人が「戦いに行こう!」と水掛け合戦に乗り気なので,
ゴム風船を買って水風船をバケツ一杯に作って外へ。

広場では謝肉祭を用の飾りを立ててその周りで若者たちが踊っていました。




すげえ,こうして祭りは始まるのか。

踊る人々に容赦なく水をぶっかける子どもたち。

そして魔の手は我々にも伸びてくるのでした。

応戦。

やられた…

さらにはわけのわからん酒を振る舞うおばちゃんたち。
めみんさい,のみんさい!!

…まずくて飲めない…

というのを繰り返しているうちに雨が降って来たので我々はか弱い日本人は退散。


馬も参加していました。


そして僕は雨のために帰れなくなってしまうのでした。

途方に暮れてチャランゴを一人奏でていました。

もともと泊まる予定はなかったので,薄着で来てしまった僕。
寒い。

寒いので晩御飯を食べてさっさと寝ました。

踊りは一晩中続いたようです。ときどき目を覚ますと音楽が聞こえていました。
すごいなあ,ボリビアは。

レイナの家の可愛い子どもたち。




レイナの家から見える景色


2月21日(火)
早朝,モジャ・プンクからスクレへと戻り,


翌日歩いた帰り路。
麦やトウモロコシやジャガイモの畑が続くのどかな道です。

そして一日のんびりし,夕方に戻ってきた隊員仲間と合流。
最後の夕食会。

街はもうめちゃくちゃ。
管楽器のバンドが街を練り歩き,そこに向かって水を掛けまくる少年少女達。



清掃車が回っております。

そして友だちの一人はホテルの戻ると表玄関の鍵が掛かっていて中に入れない。
どうやら門番の若い兄ちゃんが祭りに行ってしまったとの事。

約一時間待ってやっと中に入れた…との事。

恐ろしやカルナバル。

2月22日(水)

無事にトリニダに戻った僕は疲れて寝る。
家の水が無くなっておりシャワーも浴びられない。

ああ,なんでもある日本の生活が懐かしい。
こんなばかなことばかりおこるオラが町トリニダ。
しかし,ここの生活もあと25日


飛行機からみたトリニダの夜景。
めったに観られません。トリニダの夜景は。

いろんなことがあったなあ…

明日から仕事だ!!

織物の村タラブコへ@ボリビア

2012-02-22 09:21:13 | 中南米旅行
2月19日(日)

隊員仲間達と久々にタラブコ村を訪れました。
目的はタラブコ織の布をお土産に買うためです。

こんな景色を観ながら車は走ります。

ここは日曜日しか市をしていないので,本日みんなでやってきたわけです。

ここは村役場。


広場に立つ銅像。タラブコの伝統的な格好をしています。

観光客も多いのです。

が,雨とカルナバルのためか早めの店じまいもちらほら。




こんな感じで布を見せて売っています。


ここでも水のかけ合いは元気。
子どもたちは楽しそう。
布に掛けちゃ行けませんって。

若いチョリータの姉さん達が集中して狙われていました。






このお店で日本帰ったら床に敷くための少し大きめの布をゲット。
写真撮り忘れたので後日公開したいと思います。


結構いい値段したけど,日本じゃ買えないしね。

ましてやタラブコ織ってのは本当に手間暇を掛けてつくるものですから,そう思うとむしろ安いかもしれないです。




雨があがってお店再開。

隊員友だちはここのお母さんに明日から織物を習うことになりました。


タラブコの人々。

歴史と伝統と文化の詰まったこの村。

ボリビアに来たらぜひ訪れて観て下さい。

スクレから乗り合いバスで約一時間。10BS.で来ることが出来ます。
市場は日曜だけですので,予定を上手に組んでくださいね。

カルナバル戦闘開始!!@ボリビア

2012-02-21 14:57:52 | 中南米旅行
2月18日(土)

ボリビアはカルナバルまっただ中。

どこの町もカルナバル(カーニバル)が始まったばかり。
そして人々は水風船を投げ合うという狂気乱舞!!
スプレーをかけ合い,風船を投げ合うというまるで戦。
我々協力隊員はスクレに集合した。
多くの同期隊員とカルナバルをここで楽しむのだ。
昨年はだいぶこの状況にやられた僕も,今年は負けてられません。
目一杯楽しんでしまおうと

カッパ
スプレー

を購入。

町中ではこのように水風船を作って売っている。
風船だけを買うと多分50個入りで3BS.程度のものが水を入れて10個位で1BS.というのだからいい商売だ。







通りに向かって投げる若者たち。

戦闘準備OK。


発射


クールだ。

この状況で町中を駆け抜け撃ちまくった。

ためらわずに引金を弾け。
銀河鉄道999で戦士の銃を渡された星野鉄郎が言われたセリフを繰り返していた。

すれ違いざまに
「ばしゅう~」っと。

撃ちたそうな顔をした少年や少女がためらっている瞬間
「ばしゅ~~~~~~」っと。

もはや写真を撮る暇などなかった。
みんな顔は真っ白だ。

合流した隊員仲間達からは
「先生じゃない・・・」と。

ありがとう、友よ。

何度も休み時間に子どもたちと遊んでいるときに,言われたセリフだ。

しかたない。

そんなことにかまっていたら遊びなんて面白くないのだ。

やるならやる。

そして全身水浸し,顔は真っ白け。

でも散々かけ合って「CHAO」と言って分かれるあの爽快感。

日本じゃ味わえないと思う。

しかし,まあ,ウユニツアーの後だっし,ほんと疲れましたわ。







ウユニ塩湖ツアー3日目@ボリビア

2012-02-21 10:14:17 | 中南米旅行
2月17日(金)

悲しい事にカメラのバッテリーが切れてしまいました。
充電したくても電気が約2時間位しか使えなくて敢え無く断念。

ということでカメラ無し。今回掲載する写真はwebでフリーの写真を探して使わせていただきます。

早朝4時半起床。
5時朝食。美味しいパンケーキ。
満天の星空はすごかった。
南半球でも天の川はやっぱり奇麗だね。

そこからまずは火山の噴火口へ。約30分。
モクモクと迫力ある煙が上がります。
間歇泉のような場所も多々あります。

「ここは危険ですよ~」とガイドさん。
確かに危ない感じがしました。

そして温泉に向かって出発!!
ここから近い場所です。

なんと地上4500m位のこの場所に天然の温泉があるのです。

到着。

(写真はWEBより)

いやあ,ほんと温泉です。
露店風呂!!!
奇麗です。


(写真はWEBより)

みんな水着を着用して入浴。

僕もひとっぷろ浴びました。

はあ~~~

蘇る。

この3日間シャワーを浴びていないし,ウユニ塩湖では塩まみれだし。

しかも温泉なんてほんと久々だあ。

幸せ気分30分。

そこからは緑の湖(laguna verde)へ。約30分。

(写真はWEBより)

風が吹くと緑色になるとの事。この写真のような色は観られませんでした。
残念ながらそこまで緑では無かったですが,目の前に大きな山。そして湖。
その向こうはチリ国境。
ということで,ボリビアのはじっこまで来たわけです。

そこから一路ウユニ町へ。
約7時間の行程。

途中お昼をビジャ・マル(villa mar)というところでとり,

ウユニ町へ到着。

今回の旅で改めてボリビアの美しさ,素晴らしさを感じました。

ボリビアという国は他国から「黄金の上に座った乞食」とまで言われてしまうほど,資源が豊富にあるにも関わらずそれを上手に使うことが難しい国です。

例えば今回の旅一つとっても,観光資源,そしてリチウムなどが豊富に眠る「ウユニ」へ,首都から行く道路があの状態です。
こちらを参照。
ラパスからのウユニ塩湖ツアーの値段@ボリビア

この道路が幹線道路として奇麗に舗装されるのはいつなのか。
もうここ何年もみんなウユニ観光を楽しんでいるはずなんだけど,それが大きく改善されることはなかなか無い。

道路がだめ,バスがだめ,時間通りに動かない,予定が立たない…
全て現地の人々は「ni modo」(仕方ない)で済ませてしまう。

何度も何度もこのブログに書いてきたけど,本当に仕方ないのだろうか。
日本人は仕方ないと言わずに改善という手段でここまで来た,と僕は思う。


だけどふと,このデコボコ道が全部舗装されて,ウユニの二泊三日ツアーももっともっと快適になったとき,
この国は何を手に入れて何を失うんだろうかと,思った。

そしてボリビアの人々の心の豊かさにいつも感動している僕は,そのとき感動することができるのだろうかとも思う。

いいところを残しながらもよりよい国へ。

そんなことを考えながら,またいつかボリビア,いや,ラテンアメリカに戻って来たいと,そのときはもういまよりもずっとずっと何かが出来る自分になりたいと,そんなことを思いながらの旅でした。

(いつかこのとき一緒に回った仲間から写真をもらったら,アップします。)