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空色レールウェイ

空は続く、どこまでも

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

2019年08月09日 | 映画


「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

トム・ホランド版スパイダーマンの2作目です。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」のその後の世界が描かれていましたね

「アベンジャーズ/エンドゲーム」で描かれた壮大な世界観、ヒーロー集結、全宇宙規模のヴィラン。
ここからイチ高校生の生活と、1人のヒーローに相応しいヴィラン、エンドゲームとのギャップをどう埋めるのか楽しみでしたけど、最高でした

こういうヒーロー映画でとても大切なのは、やはりヴィランが魅力的かどうか。
今作の、ジェイク・ジレンホール演じるミステリオも素晴らしいヴィランでした
ジェイク・ジレンホールは素晴らしい役者さんで大好きでなんですよね。あの良い人そうで悪い人なのが良いですよ
サングラスをかけた顔がスタークに似せているのと、その後にニヤリがもう最高
ミステリオの最新のホログラムも用いた戦術は強力でしたスパイダーマンを面白いように翻弄していましたね。
とっても魅力的なヴィランでした

トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンでは割と身の回りの人がヴィランになっていきましたが、
トム・ホランド版は第1作、そして今作ともトニー・スターク/アイアンマンの負の遺産がヴィランになっていきます。
トニー・スターク/アイアンマンは愛すべきキャラクターなんですが、やはり人に憎まれるタイプですよね。
今作でも彼の人を見下してしまう性格が生み出したヴィランでした・・・
ただ、ヴィランとスタークを繋げることでピーター・パーカーとスタークの関係性、スパイダーマンとMCUの地続き感が深まって良いです

トム・ホランド版は1作目と今作ともピーター・パーカー/スパイダーマンの成長の物語になっています。
1作目であったハイテクメカに翻弄される姿は今作でもありました
まぁスタークのハイテク機器はいきなり使い勝手の良いわけではないですからね・・・

このピーター・パーカー/スパイダーマンの成長を見るのはとても楽しいですし、MCUの今後の活躍にも胸が躍ります
今作のミッドクレジット・シーンでは今後のスパイダーマンの展開が不安になりましたが、ここからどう展開するのか。
MCUのキャラクターとのコラボがあるのか、デッドプールの競演は?!、ヴェノムの方とのコラボもある?!と楽しみしかありません。
ポストクレジット・シーンでは今後の宇宙のヒーローとの地続き感を想像させてくれました。こちらも楽しみです

MCUのフェーズ3は今作で終了です。

いやー激動のフェーズ3でしたね

それでは、今後のスパイダーマン、MCUに期待して待ちましょう

「アベンジャーズ/エンドゲーム」

2019年07月31日 | 映画
「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を



MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の全てが詰め込まれた今作。
映画館であんなに涙が出たのは生まれて初めてでした。追いかけ続けてきた甲斐がありました。

細かい内容については、見る人によっては「そんなバカな」と思われるかもしれませんが、
MCUファンにとっては、過去作の裏側であったり、過去作との答え合わせのような感覚がありとても楽しい時間でした。
スタークとスティーブの和解(意外とすんなり)も印象的でしたね。

最後の30分くらいは、正に夢のような時間でした。こうなったら良いなって想像したことを実現してくれました。
MCUを追いかけ続けてきた人へのご褒美ですよね。本当に素晴らしかったです。

結末は書きませんが、クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jrお二人ともありがとうございました。
特にダウニーがいなければアイアンマンもないし、MCUもなかったんですからね。3000回愛してます。

MCUを観たことがない知り合いにエンドゲームの内容に付いていくにはどの作品を観ればいーのかと聞かれましたが、答えは簡単です。
「全て、映画公開順で」ですね。

MCUは単体映画でも他の作品と地続きなので全部観ないと本当の感動は味わえないと思います。
スラムダンクで最後の31巻の最終巻をいきなり読んだって何の感動もないでしょうし、それと同じだと思います。
MCUのエンドゲームに至る作品は、ある意味MCUの1巻1巻なんですよね。

正直、エンドゲームを観て感動してしまい、ある意味不感症になってしまったんですよ。
他のヒーロー映画を観て、まさに山場だって場面を観ても、あんまり感動しなくなっちゃいました・・・
エンドゲームのアッセンブルしたときの胸の高まりはもうめちゃめちゃ凄かったですから・・・
「アベンジャーズ/エンドゲーム」を超えるのは次の「アベンジャーズ」しかないですね。
そこに期待したいと思います

「宇宙人ポール」

2012年02月15日 | 映画


「宇宙人ポール」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
SFオタクのイギリス人青年・クライブとグレアムは、念願だったアメリカのコミケに参加。
その後、アメリカのUFOスポットを巡る旅を満喫していると、ポールと名乗る宇宙人と遭遇する・・・
ポールを故郷に返すべく2人は悪戦苦闘する・・・果たしてポールと彼らの運命は・・・

グレッグ・モットーラ 監督作品

映画「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」で一躍有名になった、サイモン・ペッグとニック・フロスト
彼らが主演と脚本を務めたSFコメディーが、今作「宇宙人ポール」です
最初にこのタイトルとストーリーを見た時は、何て言うかB級臭しかしなかったのですが、観て良かった
その日、金沢は大雪 そんな中この映画を観る為だけに車で外出した甲斐がありましたよ

昨年も異性人の出てくるSF作品を何本か観ました
「SUPER 8」や「世界侵略:ロサンゼルス決戦」や「カウボーイ&エイリアン」ですね
そのどれもが地球人に敵対心がありましたし、何かを目的持ち攻撃的でした
ですが、今作の宇宙人ポールは違います ここまでユーモア溢れる宇宙人って初めてかもしれません

登場も好感の持てるあっさり感でした 全身出っ放しです
さっき挙げた去年観た作品では、もうとにかく焦らすだけ焦らすんですよね・・・
まぁ逆に出したら終わりな所がありますけど、今作のキモはそこじゃないですからね 出てからが勝負
ここまで明るい昼間から堂々と全身が出てるってのも初めてですよね

そんな初めてづくしの今作、とっても見応えがありました
ポールとの出会いや、目的とその経緯も説得力がありましたし、ポールの超能力も受け入れられました
多分それらは、ポールの「人柄」の良さに尽きるかもしれません
さっきも書きましたけど、破天荒でフランク 下ネタ大好きで口の悪い、正に「ちょい悪宇宙人」
(宇宙)人情味溢れるとてもいいヤツなんですよね よく笑わせてもらいました

宇宙人と競演?しているサイモン・ペッグとニック・フロストがまた良い味を出してました
サイモン・ペッグは「MI:4」に比べ、ふっくらしてますけどキャタ作りなんでしょうか
カメオ出演がまた豪華で、あのスティーヴン・スピルバーグ が声で出演しています
さらに、ポールを捕獲しようとする「対宇宙人のプロ」にシガニー・ウィーバー 何だろうこの納得感
確かにエイリアン・シリーズで戦いまくってますからね こういうのって良いですよね

伏線の回収もしっかりしていましたし、ラストも好きでしたし いやー参りました
自分の中で宇宙人の出てくるSF作品で1番好きかもしれません 皆さんも是非

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

2012年02月14日 | 映画


「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
ロシア・クレムリンで爆破テロが発生、イーサン・ハントのチームに疑いがかけられる・・・
信頼していた長官も殺害され、アメリカ大統領はIMFを政府から切り離す「ゴースト・プロトコル」を発令。
組織から抹消され、支援もないままイーサンらチームは黒幕たちの計画を止められるのか・・・

ブラッド・バード 監督作品

いやーベタだけど、外さない面白さでした
トム・クルーズの代表作「ミッション:インポッシブル」の4作目 トム様流石ですね
オープニングからテーマソングでテンション 爆破やら高所やら、スパイ道具やら、アクションてんこ盛り
テンポも良かったし、前作とも巧い繋ぎがあったし 満足感たっぷりでした

前作から表舞台に配置換えとなった、ベンジー・ダン演じるサイモン・ペグ
この役者さん好きなんですよね こないだ観た「宇宙人ポール」で主演でしたし
ベラベラベラベラ喋るハッカーは当たり役ですよね ナイス緊張と緩和の緩和係

目玉とも言える、ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」でのシーン
いやーほんとアレどうやって撮影してるんですかね・・・完全に窓の外を登ったり降りたりしてますけど・・・
命綱とかどーしてるんだろうか・・・高所恐怖症な自分にとっては完全に無理です。はい
まぁ高所恐怖症が無くても、あの高さでのアクションは凄すぎますよね


これですよ・・・無理

ただし、そういうアクションシーンが必要になる理由はあまり説得力がなかった気がします
あとハイテクなのかローテクなのか分からないのも気になりました ビルを登る際のグローブなどなど・・・
やっぱりやりたいアクションありきで、その間のストーリーを埋めていく感じなんでしょうかね

黒幕である核兵器戦略家「カート・ヘンドリクス」もイマイチよく掴めなかったなぁ
イーサンとの直接的な絡みは、シリーズで一番少なかったですよね よく動けてましたけどね
変装も上手かったですし、背後にもっと大きなものがあるかと思ったのですが考えすぎでした・・・
まーそこら辺で勝負している作品じゃないと思うので、自然に楽しめました

トム・クルーズが元気で、アイデアがあればずっと続けられそうなこのシリーズ
きっと5作目もありますよね その日を楽しみに待ちたいと思います

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

2011年映画振り返り

2011年12月30日 | 映画
忘れられない年となった2011年、残すところ僅かとなりました
ここで毎年恒例となっている、2011年に映画館で観た映画の振り返りでございます
2008年」、「2009年」、「2010年」は各リンクからどうぞ
今年映画館で観た映画は、何と 61本 これは言うまでもなく過去最多です
例年30本前後・1ヶ月平均3本弱でしたが、今年はは61本・1ヶ月平均5本ですからね
いや我ながら良く観たなーと思います それでは洋画/邦画に分けて紹介します

【洋画:41】
  「キック・アス
  「マチェーテ
  「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」
  「彼女が消えた浜辺
  「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1
  「ソーシャル・ネットワーク
  「アンストッパブル
  「ネコを探して
  「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
  「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」
  「ヒア アフター」
  「リトル・ランボーズ
  「ブロンド少女は過激に美しく
  「ツーリスト」
  「英国王のスピーチ」
  「Ricky
  「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島
  「エンジェル ウォーズ
  「トゥルー・グリット」
  「MAD探偵 7人の容疑者」
  「ソウル・キッチン」
  「180°SOUTH/ワンエイティ・サウス」
  「クレアモントホテル」
  「ブラック・スワン」
  「SOMEWHERE」
  「シリアスマン」
  「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
  「SUPER 8」
  「キラー・インサイド・ミー」
  「キッズ・オールライト」
  「ファンタスティック Mr.FOX
  「メアリー&マックス
  「スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団」
  「ミスター・ノーバディ
  「海洋天堂
  「ビューティフル」
  「世界侵略:ロサンゼルス決戦
  「カウボーイ&エイリアン
  「ミッション:8ミニッツ
  「マネーボール」
  「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

いやー改めて並べて見ると、よく観たなー
それではこれまた恒例となっている、洋画の「勝手にベスト3」 ですが絞りきれず今年はこの6本を選びました

  「キック・アス」
  「ソーシャル・ネットワーク」
  「リトル・ランボーズ」
  「ミスター・ノーバディ」
  「海洋天堂」
  「ミッション:8ミニッツ」

色々と思い入れがあって絞りきれませんね・・・でもこの6本は自信を持ってオススメします
今年3月映画「ヒア アフター」を観ました・・・冒頭に凄いリアルな巨大津波の描写があるんですよ・・・
そして、3月11日に「東日本大震災」が発生しました・・・まさか実際にこういうことが起こりえるとは・・・
結局「ヒア アフター」の感想は書けませんでした・・・

そう言えば今年も3D映画は観ませんでした・・・と言うか3D映画も2Dで観ていました
面白いんですかね・・・映画の面白さってそこなんですかね・・・来年は3D映画を3Dで観ることはあるかなー

【邦画:20】
  「ゲゲゲの女房
  「SPACE BATTLESHIP ヤマト
  「武士の家計簿」
  「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
  「森崎書店の日々
  「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-」
  「GANTZ」
  「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
  「まほろ駅前多田便利軒」
  「岳 -ガク-
  「八日目の蝉」
  「GANTZ:PERFECT ANSWER」
  「冷たい熱帯魚」
  「プリンセス トヨトミ」
  「奇跡
  「さや侍」
  「探偵はBARにいる」
  「ツレがうつになりまして。」
  「カイジ2 人生奪回ゲーム
  「ステキな金縛り

今年もかなり豊作だったと思います 大作・傑作も多かったですね
えー邦画の「勝手にベスト3」はこの3本にしてみました

  「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
  「森崎書店の日々」
  「奇跡」

「ヤマト」は内容どうこうより、あの音楽とあの宇宙を飛ぶ姿だけで満足でした
「森崎書店の日々」は当時の落ち込んだ気持ちが、すごく前向きになれた1本でした
そして「奇跡」、くるりが主題歌を担当していたこともありましたが、内容もとても素晴らしかったと思います

それでは、2011年「勝手に年間No.1」を発表したいと思います
今年は「奇跡」に決定しました
これはやはり素晴らしかったです・・・くるり・九州という思い入れを抜きにしても抜群だったと思います
毎年「勝手に年間No.1」はDVDを購入していますが、「奇跡」も勿論購入済みです
こういう出会いがあるからこそ、映画館通いは止められませんね

ただ今年のこの61本という数字は、けっこう無茶な観方をしていたものによるものなので来年はどうかなー
月5本・年60本はいけるかな・・・また来年も素敵な映画ライフを送りたいと思います

それでは最後に、2011年の「勝手に年間No.1」作品、「奇跡」の予告編を貼り付けておきます

「ステキな金縛り」

2011年12月22日 | 映画


「ステキな金縛り」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
失敗続きの弁護士・エミは、ある殺人事件を担当することに。
しかしその殺人事件の容疑者は、事件のあった時間にアリバイがあったと主張する。
そのアリバイとは、事件のあった時間ずっと"金縛り"にあっていたというもの・・・
エミはその金縛りの犯人・落ち武者の幽霊、六兵衛を証人として召喚させるが・・・

三谷幸喜 監督作品

三谷幸喜監督の5作品目の今作、正に三谷ワールド全開でした
ほんとねー・・・卑怯と言ってもいいかもしれませんね・・・見えない幽霊の使い方なんてもう最高ですよ
今作の登場人物には幽霊が見える人と見えない人がいますが、たまに見えない人のアングルになるんです・・・
誰もいない・何もないところに向かって、話したり笑ったりしているんですよね・・・その使い方が秀逸でしたね
まぁそこが映画のキモですけど、よく出来てたなぁー

幽霊の概念も独特でしたけど、本物の幽霊が言ってるんですから間違いないんでしょうね
幽霊が見える/見えないの映画は色々ありますが、ここまでコメディに特化した作品って他にあるんでしょうか
幽霊を「どう怖がらせて見せるか」について日本はかなり最先端だと思っていましたが、「どう面白く見せるか」、
についても日本が最先端になったかもしれませんね

その幽霊役の西田敏行さんが素晴らしかったですね
落ち武者なんですが、旅館のテレビを見ていたという理由もあり言葉がたまに現代語になるんですよね
そのタイミングや言葉のチョイスがまた笑えましたよ
ほんと三谷作品での西田敏行さんはコメディど真ん中の役者さんですよね

冴えない弁護士のエミを深津絵里さんが演じていますが、こちらもステキでした
チャーミングでちょっと抜けているけれど、芯が強くて
ただ個人的に、もうちょっとふっくらしていてる時の方が好きですけどね

出ている出演者の方々は本当に豪華で、どこを切り取っても美味しくいただけました
そして、三谷作品の特徴としてその登場人物がみんな味があって悪い人はいないということ
今作の殺人を犯したキャラクターは初じゃないですかね それ以外はみな個性的で面白かったです

今作は過去の三谷作品のセルフ・オマージュもありました
冒頭の裁判シーンで被告の視力を試すためにバナナを使っていたのは、ドラマ「古畑任三郎」の第2シーズン、
明石家さんまさんが犯人役の「しゃべりすぎた男」からですよね
前作の「ザ・マジックアワー」もドラマ「合言葉は勇気」のアイデアを流用した感じがありましたし
今作で1つ残念だったのは、被害者と姉妹のトリックがまんま「古畑任三郎」の「ラスト・ダンス」と同じだったこと・・・
幽霊とのやりとりでかなりボリュームがあったので難しいんでしょうけど、やっぱり残念でしたね

まぁそれを含めてもやっぱり面白かったですし、ちょっとウルっときましたし
そういう意味で、三谷監督の狙い通りだったと思います
三谷幸喜監督作品の最新作にして最高傑作、皆さんも是非

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

2011年12月19日 | 映画


「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
ある日タンタンは、街の露店でユニコーン号という船の"模型"を手に入れる。
しかし、そのユニコーン号を手に入れたタンタンの身の回りに不審な出来事が相次ぐ・・・
ユニコーン号の秘密に気付いたタンタンは愛犬・スノーウィと共に、世界をまたにかける冒険へと旅立つ・・・

スティーヴン・スピルバーグ 監督作品

「タンタンの冒険」は「ウォーリーを探せ」と共に、小さい頃よく読んでいた本です
でもみんながこぞって読んでいたので、順番通りに巻が並んでおらず飛び飛びで読んでいた記憶があります
なので今作の話は全然覚えていませんでした
日本では「タンタン」として愛されていますが、英語表記は「TINTIN」なんですね
発音もタンタンではなく、ティンティンでした・・・知らなかった

スティーヴン・スピルバーグ監督の作り上げた3Dアニメーション
ですが2D字幕で見てしまいました どうも3Dは敬遠してしまって
だけど本当に夢のあるアクションの数々でとても面白かったです

オープニングから流れるようなアニメーションで期待を 似顔絵屋さんが書いたタンタンの顔が原作のものに
これで心をグッと掴まれました テンポも抜群で展開もスムーズでした

アクションもアニメならではの想像力豊かなアクションばかりでした
実写では不可能と言ってもよい超絶なアクション・・・かつカット割りがないカメラ流しっぱなしの映像
本当に流れっぱなしで、カメラがスーッと色んな角度に移動して迫力のある映像に仕上がっていました
要所要所での愛犬・スノーウィの働き方も巧かったですし、ハドック船長も良いキャラクターでした
かなり見応えがありまし、娯楽映画としては本当に完成度が高いと思います

ただ1つだけ不満を言うならば、タンタンが思っていたより老けていたということ・・・
老けていたと言うか、年齢不詳といった方が的確かもしれませんが、何だろう、久し振りに同窓会で会ったような
第1印象は、「しばらく会わない間に老けたな~」でしたもん

逆に言うと違和感があったのはそれだけで、本当に楽しい映画だったと思います
お正月まで公開されてるのかな?皆さんも映画館で是非

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

「ミッション:8ミニッツ」

2011年11月11日 | 映画


「ミッション:8ミニッツ」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
コルター・スティーヴンス大佐が目を覚ますと、そこは列車の中・・・
何故自分がここにいるのか分からない、目の前に座り親しげに話しかけてくる女性も誰か分からない・・・
状況が飲み込めないまま右往左往するスティーヴンス、しばらくしてその列車が大爆発を起こす・・・
しかしこれは、乗客の死の8分前に潜入し、列車爆破犯を突き止めるという極秘任務だった・・・

ダンカン・ジョーンズ 監督作品

いやー流石ダンカン・ジョーンズ監督ですよ
自分が最も好きな映画と言っても過言ではない「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督の長編2作目
月に囚われた男」も月を舞台にしたSF作品でしたが、今回も斬新なSF作品でした
どちらも主人公の男が謎と戦い、そして家族愛が溢れる・・・素敵な作品です

月に囚われた男」との最も大きな違いは、制作費でしょうね
逆に主人公の境遇や1人でのシーンなんかは、共通点がとっても多かったと思います

列車爆破テロで死亡したショーン・フェントレス教員の死の8分前の意識に、スティーヴンスの意識を潜入させ、
8分間で爆弾を仕掛けた列車爆破犯を見つける・・・というのが今作の大きなストーリーになっています
爆発までの8分間で犯人探しをして、失敗すると再び同じ8分間で犯人探しを始めることになります
この同じ事件を何度も目撃するというのは映画「バンテージ・ポイント」っぽく感じました
これどうやって撮ってるんでしょうね・・・やっぱり同じシーンを何度も撮影しているんでしょうか
8分間を繰り返す度、(事象を知っているので)手際が良くなっていく様が面白かったですね

しかし、列車爆破犯を探すスティーブンスは段々と疑問を持ってきます・・・
自分は空軍としてアフガンにいたはずなのに、何故こんなことをしているんだろうと・・・
ここから列車爆破犯を探すことと、自分の状況を明らかにするという2つの目的が同時進行していきます
単純に列車爆破犯を探すだけだとダレたでしょうけど、ここに本当の自分探しを加えることで深まりましたよ
そして明らかになる現実の自分・・・「月に囚われた男」での自分がクローンだと知った瞬間に似た切なさでした・・・

8分間のミッションを繰り返し、スティーブンスは列車爆破犯を見つけることに成功します・・・
けれどスティーブンスは、自分の命を賭して最後の「ミッション:8ミニッツ」を開始します・・・
それは自分の為であり、爆破され命を落とす人々の為である本当の「ミッション:8ミニッツ」なんです
そういう意味では邦題「ミッション:8ミニッツ」は好きですね ちなみに英題は「SOURCE CODE」です
月に囚われた男」と言い、ナイスな邦題ですよ

このラストシーンは、脚本にはなくダンカン・ジョーンズ監督のアイデアで加えられたそうです
これまでのストーリーにパラドックスを生じさせるラストになっていますが、本当に心温まるシーンでした
いやー・・・参りました 最高でした 何気に大作に埋もれてますが、これは必見ですね
早くもダンカン・ジョーンズ監督の長編3作目に期待が膨らみます

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

「カイジ2 人生奪回ゲーム」

2011年11月10日 | 映画


「カイジ2~人生奪回ゲーム~」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
またしても多額の借金を背負い、地下に落とされた伊藤カイジ・・・
自分や地下の仲間たちの分の借金を払おうと、期間限定で地上に戻ってくる・・・
そこで待ち受けるのは、10億以上稼げるパチンコ台「沼」と、裏カジノの支配人・一条聖也だった・・・

佐藤東弥 監督作品
原作・脚本 福本伸行

「カイジ 人生逆転ゲーム」の続編で、原作でも屈指に人気を誇る「欲望の沼」を映像化した今作・・・
前作でも思ったのですが、やっぱりもったいない仕上がりでした・・・やっぱ原作コミックが面白いですね

前作でカイジによって失脚させられた利根川や、鉄骨レースで転落死した石田のおっさんの娘・石田裕美など、
原作にはないメンバーがカイジの仲間となるのですが、どうも水増し感が否めないですね・・・
原作ではカイジをギャンブル船「エスポワール」に誘った遠藤(映画では天海祐希さん)が仲間になっているので、
利根川が仲間になるのは分からなくもないけれど・・・石田のおっさんの娘・石田裕美は不要だったなぁ
でもそこがなければ、全く女っ気のない映画になってましたけどね
そういう意味では、出さざるを得なかったんでしょうけど・・・

そうなると、原作にない石田のおっさんの娘・石田裕美をどう馴染ませるかが大切ですよね・・・
カイジの仲間になると見せかけて裏切る・・・しかも何度も・・・こう言っちゃなんですが、
石田裕美演じた吉高由里子さんって裏切りそうな顔してますよね・・・演技なんでしょうけど
これが例えば綾瀬はるかさんが演じていたら、違った印象だったかもしれません

パチンコ台「沼」をあともうひと押しで絶対攻略できる!だけどあと少しの球(お金)がないっ!
っていう状況になってやっと石田裕美はカイジの仲間になります・・・このタイミングが腑に落ちないですね・・・
あの状況なら自分でもカイジにお金を貸しますよ・・・確実ではないんでしょうけどあの状況を見ていたらなぁ・・・
なので、カイジが勝てると分かってから石田裕美が仲間になった風に見えてしまったんです・・・
実際すぐにパチンコ台を攻略し、カイジに貸した1000万円は1億園以上になって戻ってきました・・・
人間関係や仲間というのをテーマにしているので、もうちょっと違った感じがあっても良かった気がします

しかしながら、カイジ演じた藤原竜也さんは相変わらず素晴らしかった
生瀬勝久さん演じた坂崎も原作通りの胡散臭さと涙もろさ・・・実にマッチしていましたね
そして伊勢谷友介さんですよね・・・欺瞞に満ち満ちた一条聖也を好演していました 見ごたえがあったなぁ
やはりこういった素晴らしい役者さんと、面白い原作があるのに何故って思っちゃいます
やっぱり石田裕美を出さなきゃいけないっていう縛りが、今作の歪になっていますよね
出さずに「地下チンチロリン」をしっかり描いて、カイジが地下の仲間を助けようとする理由を描いてもよかったなぁ・・・

原作コミックが面白いだけにどうしても比べてしまいましたが、悪くなかったと思います
けれどやっぱり、原作の持つ面白さやヒリヒリさを引き出すことに注力してほしかったと思います・・・前作もですが
何気に音楽も良かったですよ オープニングは鳥肌ものでした・・・もうちょっと長くても良かったくらい

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

2011年10月28日 | 映画


「世界侵略:ロサンゼルス決戦」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
大量の流星群と思われる未知の物体が世界中に降り注ぎ、未知の生物が海岸に現れ猛攻撃を受ける・・・
ロサンゼルスでは海兵隊が市街戦を繰り広げるが・・・

ジョナサン・リーベスマン 監督作品

今作は「カウボーイ&エイリアン」とは異なり、最新鋭の装備を持った海兵隊とエイリアンが戦います
今作のエイリアンは、どうやら地球の水を狙って侵略してきた模様・・・序盤は圧倒的な火力で圧倒するものの、
少数の海兵隊に本拠地を叩かれ劣勢に・・・まぁいつもの感じですね

まぁカウボーイとは違って海兵隊ですからね・・・訓練されたエリアの拡大なんかはリアルでしたね
しかしやっぱり、宇宙から高度な科学技術で地球へ来れ、あんな高速で空を飛行できる無人機を造れるのに、
銃で撃たれてヤラれてしまうエイリアン・・・工事で使うような一輪車みたいなタンクを使うエイリアン・・・
飛べよ空を!とツッコンでしまったのは内緒です

カウボーイ&エイリアン」でも書きましたが、やっぱり1本筋の通った戦略と武器で侵略してきてほしいのです・・・
まずエイリアンの歩行部隊がやってくる その後航空部隊(UFO)という順序で攻めてきましたが、
まず空から爆撃してくればいーのに・・・空から来るんだから・・・もったいない
やっぱり観ていて、エイリアンがどうしたいのか分からないんですよね・・・滅ぼす気があるの?本気なの?と・・・
そこら辺に説得力がなく、もったいな気がしますね・・・

途中、生け捕ったエイリアンを「弱点を探す」という名目で生きたまま解体するシーンがありましたが、
思えば凄いシーンですよね・・・だってもし逆の立場だったらエゲつないですよ・・・
それが脳裏をよぎって、複雑な心境で観ていました・・・正義・・・って難しい

感想としてはそんな感じでしょうか・・・
実は今作と「カウボーイ&エイリアン」は、観ている最中に猛烈に眠くなりまして・・・寝てませんけどね
この手のSF物は苦手ジャンルになってきたのかなぁ さみしい大人になっちまったもんだぜ

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ