空色レールウェイ

空は続く、どこまでも

「カウボーイ&エイリアン」

2011年10月26日 | 映画


「カウボーイ&エイリアン」を観てきました
以下、ネタバレが含まれていますのでご注意を

【あらすじ】
その男は、目覚めると記憶がなかった・・・左手には見覚えのない金属の腕輪が・・・
男は近くの町に到着するも、保安官やその町を牛耳るダラーハイド大佐とのいざこざで連行される・・・
しかしその時、空から未曾有の脅威が襲い掛かる・・・

ジョン・ファヴロー 監督作品

これはなかなかのB級感でしたね
まずタイトルからして「カウボーイ&エイリアン」ですもんね・・・エイリアンって言い切っちゃうところが良いです
そして「&」なんですよね、「VS」ではなく・・・「カウボーイとエイリアン」ですからね・・・シュールだ
何でカウボーイなんだろう・・・不思議

記憶はないが寡黙で頼れる男をダニエル・クレイグが演じています
何だかイメージ通りのダニエル・クレイグで、特に別の作品とのギャップは感じなかったですね・・・
ほとんど笑ってるシーンがありませんでしたが、あんまり驚いてもないんですよ・・・
ああいう何にも動じない「男」って感じが良いんですかね

町を牛耳るダラーハイド大佐はハリソン・フォードが演じています
流石、カウボーイの出で立ちはバッチリ似合っていました

ただそのダラーハイド大佐の劇中での扱いがイマイチでした・・・
ポール・ダノ演じるバカ息子のひと騒動で期待を膨らませ少し焦らして登場、部下に冷酷な面を見せる・・・
ここまでは良かったんですけどね・・・やはり相手がエイリアンですからね・・・段々と小物に・・・
何だかもったいない気がしましたね

せっかくカウボーイが銃でエイリアンに挑むんですから、「3時10分、決断のとき」のラッセル・クロウが演じた、
「神の手」と呼ばれる早撃ちベン・ウェインのように、目にも留まらぬ速さで正確にエイリアンの頭を打ち抜く・・・
そういうシーンがあった方がカウボーイ感が引き立って、観ているこっちも燃えたような気がします・・・
で、普通の銃と弾では効かなくて、「今度のはタダの弾じゃねえぞ」ってより威力のある銃と弾で撃っていく・・・
そんなカリ城の次元のようなシーンがあると、尚良かった気がします・・・
態度は大きいけれど、銃撃戦ではおぼつかない手でパンパンやるだけだったからなぁ
まぁ主役のダニエルが無表情な感じなので、その対比としての人間らしさはふんだんに感じましたけどね

そして問題のエイリアン・・・やっぱり大人になっちまったのかなぁ
辻褄の合わなさと言うか、理屈の通らなさと言うか・・・中途半端な感じがとても引っかかりましたね・・・
エイリアンの存在を信じていない訳ではないんです・・・地球人も宇宙人ですからね
ただ宇宙を旅してきて地球に意志を持ってやってくる・・・もうそりゃ凄い科学技術だと思うんですよ・・・
そんなエイリアンを相手に勝てる訳がないと思うんですが、蓋を開けてみたら肉弾戦だったりします・・・
UFOから光線で空爆できる高度な技術があるのに、銃で撃たれたり木で刺されたりするエイリアン・・・
人間の弱点を知る為に人間を捕獲するエイリアン・・・あんな凄い威力の光線を出せるのに人間の弱点を知る?
その捕獲方法はカツオの1本釣りの如く、1人1人紐で釣っていく・・・もう何が何だか・・・

で、地球に来た目的は「金」を得る為・・・カネじゃないですよ・・・黄金の方です・・・
エイリアンの本拠地には金の採掘施設が・・・そして傍らには人間から奪った金製品が・・・
海中時計とかね・・・その中に歯があったんですが「金歯」ってことでよろしいのでしょうか・・・
それを観た瞬間、「エイリアン小っさ!」とビックリしてしまいました
きっとそこで死んだ人間の歯なんだ・・・きっとそうだ・・・

地球を侵略する目的、持っている科学技術、それらの使い方・・・ここら辺に説得力や理屈がないと厳しいですね
それか自分が、それらにいちいち突っ込んでしまう下らない大人になってしまったってことか・・・
どうぞご覧になって、それぞれで判断してみて下さい

最後に、予告編を貼り付けておきます!良かったらどうぞ

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