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野口製麺所へ ようこそ!

おいしいもの 探索

小渕浜のちから 5

2012-05-15 13:38:36 | 「東日本大震災」支援活動
 「小淵浜通信」の中にも登場する民宿「あたご荘」。

津波で流された船が1階を突き抜けたそうです。



その場所からは、うず高く積まれた瓦礫の山が見えます。

この瓦礫がいつになったらなくなるのか・・・・。

現在、この「あたご荘」は営業ができないため、ワカメの収穫にきてくれているアルバイトの人々が泊まって

いるのだそうです。

小淵浜の港はとても静かでした。

漁もできるようになり、少しづつ活気が戻ってきているそうです。



ワカメとメカブの収穫作業をしている漁師さんの作業場にもお邪魔してみました。

繁忙期は過ぎていたので少しは落ち着いてきているようです。

その顔には安堵感がありました。

ただ、同じ港内でも漁の種類によっては、放射能の影響を受けていないワカメは良かったり、回遊する魚を

捕るものは、その影響があり問題が山積したりと様々なようです。

 どこをどう応援したらよいのやら・・・・現状はまだまだ厳しいです。

ただ、こうやって訪ねて来てくれて気にとめてくれているのが、一番うれしいという言葉ももらいました。




穏やかな港がいつでもおいでよと呼びかけてくれています。

小淵浜のちから 4

2012-05-15 09:19:42 | 「東日本大震災」支援活動
 東松島市に入って仙台と石巻を結ぶ「仙石線」(現在不通)の野蒜駅に差し掛かりました。

佐藤さんが車を停めてくれて、降りてみることにしましたが、ここは手つかずで震災の後そのままです。



説明を聞きました。

海の近くにある、ありとあらゆるものが流され、車などがぶつかり合い建物や電柱などを破壊していく。

あり得ない壊れ方をする車などはそんな跡だそうです。

電柱の根元が折れる姿は見たことがありますが、先端まで折れるこの姿・・・。



線路が激しくねじ曲がり、電車を失った構内は人影もなく、もの悲しさが漂います。

復興まで何日、何か月、いや、何年かかるのか。

閉鎖された駅の壁に津波時の避難場所が表示されていました。



2か所とも小学校と中学校です。  しかし、この津波は両方とも飲み込みました。

タラレバの話ではないですが、こんな津波が来るのを想定してのもっと高い場所への避難所の指定を

していれば・・・・。

 大自然は人類に多大ない海の恵みを与えてくれます。  しかし、反面容赦なきその力を加減なく

ふるまいます。  自然に感謝しつつ、その脅威がつねにすぐそばにあるものと常に感じていなけれ

ばいけないのかもしれないと、深く感じました。

言葉を失い続けた野蒜駅の天井に大自然の強さが象徴されていました。

ここにも、大切な命が宿っていました。


小淵浜のちから 3

2012-05-12 08:20:10 | 「東日本大震災」支援活動
 小淵浜の漁師のこういちさんのお宅に伺った時に、いろいろなお話を伺えたのですが、ご飯にしようと

見せてくれたのが、こちらでは通称「デザート」と(こういちさんは特に強く主張・・・・(笑))いう

カニ! 毛ガニの一種らしいのですが、それがおいしいのかどうかは記載不能。  末代まで妬まれそう。

で、そのカニみそまで堪能して(・・・結局そうとうおいしいんじゃん!(笑)) 次はなんとつぶ貝



これは、つぶ貝なの? では、今まで食べていたものはいったいなんなの?

そして、ついに見てはいけないものまで登場!

と言うか、こういちさんが時間をかけて調理してくれていたんです。

それがこれ!



あ~~~これとつぶ貝をご飯に乗せていただきました。





元気が出る。  元気を届けたりもらったり。

応援や支援とかではなく、こんな交流をしてつながっていくコミニティがこれからは必要では?

さて、では持参したうどん茹でますか。



小淵浜のちから 2

2012-05-11 19:57:50 | 「東日本大震災」支援活動
 石巻を走っていると遠くになにか巨大なものが見えて来ました。

ん? なんだろう? 看板?

佐藤さんが「あれは、テレビでもよく放映されたクジラのかんずめです。」

って?  えええ~~~????

車はだんだん近づいて、停めてみました。

なんだ、この巨大なものは!



下の人物と比べて下さい。

こんな巨大なかんづめが100mも流れてきたそうです。

その道路の中央分離帯はボランティアの方々が植えた花が咲いてとてもきれいです。

そして、佐藤さんが大喜び。   以前こちらを訪れた子供たちが蒔いたひまわりの種が芽を出していまし

た。   わたしにもそれは復興と明日への力に見えました。

よみがえれ東北!  応援してます。

小渕浜のちから

2012-05-10 21:06:59 | 「東日本大震災」支援活動
 5月8~9日、連休をいただきまして宮城県牡鹿半島の小渕浜へ行って来ました。

前日、仙台に着いて翌朝に「小淵浜通信」の佐藤氏に向かいに来てもらい、ところところ震災の傷跡を見させ

ていただいて、石巻へ。  高台から見渡した街は悲しい姿でした。



港との間に見える大きな建物は石巻病院。

この屋上で、街を襲う津波を地獄の想いで見ていた人々がいたそうです。

残念ながら、この建物より低い家やアパートなどは・・・・・。


小渕浜に着いて、「小淵浜ふるさとプロジェクト」の本部である後藤さんの自宅。

基礎だけを残しすべて流されてしまった敷地に、どっこい仮ですが家はありました。

後藤さんはとても、元気元気。

気さくに色々なことを話してくれました。

今は、漁もできるようになっていますが、海で捕れる魚の放射能が問題で、なかなかうまくいかないと

悩んでいました。  でもでも、色々と先々の事を佐藤さんと考えているようで、わたしたちも色々と

協力できそうなことがあるようです。




小渕浜の三陸わかめ

2012-04-24 08:55:58 | 「東日本大震災」支援活動
 新潟県の上越市のうどん屋さん「鶴越」さんの大将に教えてもらった震災地の支援活動。

震災地で支援活動を行っている「小渕浜通信」の佐藤さんに連絡を取らせてもらいました。

「小渕浜って知っていますか?」という問いかけ。

宮城県の石巻市の海岸線を探してみました。   ぜんぜんわかりません。

さらに、牡鹿半島を先端のほうまで見てみると・・・・・ありました!

すごい場所です。  佐藤さん曰く、「市の中心から離れているので情報も震災後の支援・復興もすべて遅れ

ていたままなんです。」  住民約500人のこの漁港は津波で9割の民家が全壊、漁船や漁業道具もすべて流さ

れてしまったそうです。  呆然として何もできなかった漁師たち。  ほとんどの住民が漁業に携わってき

ていました。

少しづつ落ち着く中、たくさんのボランティアが全国から駆け付けてくれて、毎日毎日復興作業を手伝ってく

れていました。

 もう、漁師は無理だとあきらめていた人々も、そんな作業を黙々としてくれている人々の背中を見ているう

ちに、「自分たちも立ちあがらないといけない」と強い衝動に駆られたそうです。

そんな漁師が集まって作った「小渕浜ふるさとプロジェクト」



会費を募り、そのお金の一部は漁業道具等を買ったりする復興支援金。 そして、採れたての小渕浜の海の

海産物も会員に送ってもらえるという、嬉しい支援です。

お互いに笑顔が出るような支援は良いですね。

3月に入り、「小渕浜のわかめ」が採れ始めました。

 待ちわびて届いた、気持ちの入ったその三陸わかめはとてもとてもおいしいものでした。

野口製麺所でもお持ち帰り用に小分けして販売できるようにいたしました。

漁師さんの顔が見える「海の幸」ぜひ食べてみてください。

「小渕浜 三陸わかめうどん」 始めました。

2012-04-22 21:28:21 | 「東日本大震災」支援活動
 小渕浜がどこにあるかご存知ですか?

昨年の津波を受け大きな被害を受けた宮城県石巻市牡鹿半島の先端辺りを見てみてください。

小さな漁港は人口500人ほど。 ほとんどが漁業を営んでいるこの町を津波が襲い、9割の民家が全壊してしま

い、多くの漁師たちが船や漁業の道具を流されてしまいました。

国の支援事業での再開をできた一部の漁師もいますが、支援の対象にならない漁業道具などの多額の費用がか

かってしまうのが現状です。

さらに原発事故における風評被害もあり、被災地の漁業を取り巻く環境は厳しい状況です。

それでも、前を向いて進んで行こうという漁師がいます。

そんな漁師さんが作るワカメを使って応援して行こうと思います。

小渕浜のお話は少しづつ今後していきますが、昨日届いたこの三陸ワカメ、ただものではありません。

めちゃくちゃおいしいです。   ぜひ、食べてみてください。 

自然な流通がみんなを元気にして、日本を元気にしていきます。

温かい麺と冷たい麺が選べて 700円です。

いわき市の記録

2012-03-31 08:29:41 | 「東日本大震災」支援活動
 先日、東日本大震災の被災地、福島県いわき市から震災から1年を経過してまとめた記録の冊子が届きまし

た。  市の方にお礼がてらご連絡をしたところ、義捐金やボランティアに協力してくれた方々に送ったもの

で、冊数も限定で作りましたとのこと。

そうですよね。  販売目的や一人に何冊も送る目的で作るお金に復興のお金を使ってはいけません。

ひとつの自治体が自分たちの記録と今後のビジョンを明確に記載してます。



お互いの利害関係で足の引っ張り合いしている、どこかの国の政治家に見せてあげたいものです。

そうそう、福島の原発問題は国会の会議場所を福島県内に移せば話は早くなると思うのはわたしだけ??

みなさんが、気になっている義援金の支払先や活用状況も明確に記載されています。



震災から1年経ちました。

それをきっかけに、忘れ去られることが本当に怖いと被災地の人々は言います。

冊子には、「・・・・・・自分たちも立ち直るためにがんばっています。 皆様のお心も今後ともよろしくお

願いいたします。」  となっていました。

この1年はイベントではないです。  

震災を免れた地域の人々が忘れて行くのでは、この国は政治同様に深く落ちていきます。

被災地の皆様に今日も明日もひとつでも良いことが起きますように・・・・。






いわき市へ送金

2011-12-22 20:51:06 | 「東日本大震災」支援活動
 本日いわき市に震災支援金を送金いたしました。

この数か月、少し考えることもあり、今まで貯めていたみなさんからお預かりいたしました義援金をようやく送ることができました。  遅くなりまして申し訳ありませんでした。

震災を受けた方々の生活費にあてられるお金と復興に使われるお金があるそうですので、今のところは、生活が大切と思い生活費の方に送らせていただきました。

 11月までの復興支援金は

 6,840円  です。

東北のホップ飲んで支援します。

2011-11-27 09:07:26 | 「東日本大震災」支援活動
 おはようございます。
包丁1本届いたら、たくさんメッセージ来ました。(笑) 10本買ったらどうなるやら・・・。

さて、昨日コンビニで買ってきたこのビール。
キリンの「とれたてホップ一番搾り」岩手の遠野のホップを使用して作ったビール。
すっきりで、味わい高くおいしかったです。
この、ビールを買うと1本につき1円が東北の農家の震災復興支援に活用されるそうです。



企業のこのような活動にはおおいに拍手です。
どんどん飲む気になります。
ん? ただ飲みたいだけ? いずれにしても、その先にすこしでも明かりが見えればね。