乗ったのは、11時3分発の快速「ノサップ」。ディーゼルカーたった1両という編成です。
車内は、一応リクライニングできるシートでゆったりしていますが、改造した結果らしく窓と座席がぴったり一致しない配置です。シートの図柄は、丹頂ヅルやふくろうなど沿線に生息する動物をあしらった楽しいものです。
ですから座る席によっては、外の景色がみえない場所もあるので要注意! 早めに乗り込んだので、進行方向右側の良い席をゲットしました。右側というのが、この路線のオススメです。
快速とはいえ、しばらくは各駅に停まっていきます。車内にはクーラーがなく、扇風機がまわっているだけですが、走り出すと窓からさわやかな風が入ってきます。こんな鉄道旅行は久しぶりですね。
別保(べっぽ)からは人跡未踏のような原生林で覆われた山間部を走りますが、次の駅まで15分もかかるという北海道らしい雄大さです。
厚岸(あっけし)を出ると、海から続く厚岸湖に沿って走ります。湖にそそぐ川を遡るように走ると、川は湿原に変わります。このあたりが車窓のハイライトです。別寒辺牛(べかんべうし)湿原で、思わず見とれてしまう大自然が続きます。
その後、ちょっとした山越えにかかりましたが、霧が出てきて、幻想的な情景の中を走りました。霧がよく発生する地域らしいです。霧が晴れれば、まわりは山が見えない広大な平原の中です。田圃のない牧草地ばかりの車窓は、日本離れして北ドイツや北欧を彷彿とさせますね。かくして、2時間。根室市内に入ると、最後は反時計まわりに半周して、東ではなく西に向いて列車は歩みを止めました。ここが終着駅・根室です。つづく
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