久しぶりの更新です。
勤めている日本語学校も4月から新学期が始まりました。
10月から働き始め、週2日8コマを担当していたが、神戸から大阪のミナミまで通勤に1時間40分かかる。2日間の授業のために、前日二日間は準備する。といってもなかなか集中できないので大半は庭をいじったり、テレビを見たり、で実際は数時間しかしていないが、さりとてどこかに出かけるにはプレッシャーが大きい。ともかく週4日も仕事で取られるのは嫌だし、とりわけ夜型の自分にとっては朝6時半に起きるのは辛く、たいてい睡眠時間4〜5時間で出勤するはめになる。そこで後期の授業が終わったら辞めてもっと通勤の楽な別の学校に替るつもりだったのだが、よほど人手不足なのであろうか、新規に募集するのが面倒だったのであろうか、1日でもいいから続けてほしいと引き止められたので、これ幸いと1日に授業を集約してもらうのならという条件で担当させてもらうことにした。まあ、学生から不満が出ていなければ誰でもいいのであろうが。
科目数は進学クラス3科目と大学を目指す学生のための総合科目。
一日で45分を6コマ4科目をこなす。
これってなかなか重労働である。
総合科目というのは高校の地歴公民科の簡略版みたいなもので、年2回行われる日本留学試験の文系必須科目である。日本留学試験は、日本の大学(学部)等に入学を希望する外国人に対し、日本の大学で必要とする日本語力及び基礎学力の評価を行う試験である。 留学試験の成績如何で受験できる大学が決まるセンター試験の外国人版みたいなもの。科目は日本語と基礎学力で基礎学力は数学及び、文系なら総合科目、理系なら理科が必須となる。大学によって合格基準点が決まっており、そのほか文学部以外はTOEFL受験が必要で基準点も定められている。
進学レベルの学生の3分の2は外国の高校卒か、大学や専門学校を中退して日本の大学を目指す学生で、3分の1が外国の大学を卒業して大学院を目指す学生だ。進学クラスの学生の大部分は中国から来ているが、これには漢字圏が圧倒的に有利だという事情もある。
勤務は基本的に1日だけだが、これが老いの身には大変なのである。
朝6時半起床、7時過ぎに家内に車で駅まで送ってもらい、授業15分前に学校に到着、それから午前中のクラスに配布するプリントのコピーし、3科目4コマをこなす。12時20分に授業が終わると、コンビニ弁当をかっこみ授業ノートや出席の整理をすると1時には午後の授業開始。昼休みがたった40分ってなんだよこれ。
中国の大学ではたっぷり2時間あり、その間にゆっくりランチを食べて、昼寝もできリフレッシュして午後の授業に行ったものだ。もっとも教室では大半の学生がお昼寝タイムの延長で頭は寝たまま、どんよりとした眼が黒板を向いているその前で教師だけが張り切って授業することになるのだけど。それでも寝る学生や携帯をやる学生は一人もいなかった。もちろんおしゃべりもなし。中国の学生はひたすら「まじめ」なのであった。
午後の担当の総合科目は、高校レベルの地歴公民をやさしくした社会科のようなもので、日本語のレベルは日本語能力試験1級レベルから3級レベルまでバラバラ、しかも昨年10月から継続して受講している学生と4月から受講した学生が混ざっていて、人数は当初37名、回を追うごとに増えて今や42名に達し、中韓越インドネシア、アメリカの5か国42名の大所帯である。これってもはや普通の授業などできぬ。問題集をひたすらやって解説するのである。6月の1回目の留学試験を控えた学生たちの一部は必死で食らいついてくる。困ったことに先任の先生から渡された問題のプリントには回答がついていないから、中には、解答に自信がもてないものも出てくるのだが、彼らはすかさずそこを質問してくるのである。中国の学生おそるべしであります。その反面、漢字の苦手な国の学生にとっては、問題の意味を理解することすら難しい。こんなにレベルの差があるのだから、せめて20人程度の2クラスに分けるべきではないかと思うのだが、なぜそうならない?
大学進学率アップはこの学校の至上命題らしいのだが、、、よくわからんわ。
それはそれとして、総合科目を2コマやるともう頭はフラフラになるのだが、それからがまた大変。
週1日しか来ない悲しさ、学校でしかできない次週の授業の準備で2時間ほど残業し、それから1時間40分かけて御帰宅。電車の中ではもちろん爆睡である。来学期は絶対やめようって思う。でも中国から帰国した同年代の外教で遊んでいる人なんてほとんどいないんだよね。みんな来年はやめるっというけどやっぱりやっている。仕事っていうのは完全自由になるよほどの自信がないとやめられないものなのかもしれん。
勤めている日本語学校も4月から新学期が始まりました。
10月から働き始め、週2日8コマを担当していたが、神戸から大阪のミナミまで通勤に1時間40分かかる。2日間の授業のために、前日二日間は準備する。といってもなかなか集中できないので大半は庭をいじったり、テレビを見たり、で実際は数時間しかしていないが、さりとてどこかに出かけるにはプレッシャーが大きい。ともかく週4日も仕事で取られるのは嫌だし、とりわけ夜型の自分にとっては朝6時半に起きるのは辛く、たいてい睡眠時間4〜5時間で出勤するはめになる。そこで後期の授業が終わったら辞めてもっと通勤の楽な別の学校に替るつもりだったのだが、よほど人手不足なのであろうか、新規に募集するのが面倒だったのであろうか、1日でもいいから続けてほしいと引き止められたので、これ幸いと1日に授業を集約してもらうのならという条件で担当させてもらうことにした。まあ、学生から不満が出ていなければ誰でもいいのであろうが。
科目数は進学クラス3科目と大学を目指す学生のための総合科目。
一日で45分を6コマ4科目をこなす。
これってなかなか重労働である。
総合科目というのは高校の地歴公民科の簡略版みたいなもので、年2回行われる日本留学試験の文系必須科目である。日本留学試験は、日本の大学(学部)等に入学を希望する外国人に対し、日本の大学で必要とする日本語力及び基礎学力の評価を行う試験である。 留学試験の成績如何で受験できる大学が決まるセンター試験の外国人版みたいなもの。科目は日本語と基礎学力で基礎学力は数学及び、文系なら総合科目、理系なら理科が必須となる。大学によって合格基準点が決まっており、そのほか文学部以外はTOEFL受験が必要で基準点も定められている。
進学レベルの学生の3分の2は外国の高校卒か、大学や専門学校を中退して日本の大学を目指す学生で、3分の1が外国の大学を卒業して大学院を目指す学生だ。進学クラスの学生の大部分は中国から来ているが、これには漢字圏が圧倒的に有利だという事情もある。
勤務は基本的に1日だけだが、これが老いの身には大変なのである。
朝6時半起床、7時過ぎに家内に車で駅まで送ってもらい、授業15分前に学校に到着、それから午前中のクラスに配布するプリントのコピーし、3科目4コマをこなす。12時20分に授業が終わると、コンビニ弁当をかっこみ授業ノートや出席の整理をすると1時には午後の授業開始。昼休みがたった40分ってなんだよこれ。
中国の大学ではたっぷり2時間あり、その間にゆっくりランチを食べて、昼寝もできリフレッシュして午後の授業に行ったものだ。もっとも教室では大半の学生がお昼寝タイムの延長で頭は寝たまま、どんよりとした眼が黒板を向いているその前で教師だけが張り切って授業することになるのだけど。それでも寝る学生や携帯をやる学生は一人もいなかった。もちろんおしゃべりもなし。中国の学生はひたすら「まじめ」なのであった。
午後の担当の総合科目は、高校レベルの地歴公民をやさしくした社会科のようなもので、日本語のレベルは日本語能力試験1級レベルから3級レベルまでバラバラ、しかも昨年10月から継続して受講している学生と4月から受講した学生が混ざっていて、人数は当初37名、回を追うごとに増えて今や42名に達し、中韓越インドネシア、アメリカの5か国42名の大所帯である。これってもはや普通の授業などできぬ。問題集をひたすらやって解説するのである。6月の1回目の留学試験を控えた学生たちの一部は必死で食らいついてくる。困ったことに先任の先生から渡された問題のプリントには回答がついていないから、中には、解答に自信がもてないものも出てくるのだが、彼らはすかさずそこを質問してくるのである。中国の学生おそるべしであります。その反面、漢字の苦手な国の学生にとっては、問題の意味を理解することすら難しい。こんなにレベルの差があるのだから、せめて20人程度の2クラスに分けるべきではないかと思うのだが、なぜそうならない?
大学進学率アップはこの学校の至上命題らしいのだが、、、よくわからんわ。
それはそれとして、総合科目を2コマやるともう頭はフラフラになるのだが、それからがまた大変。
週1日しか来ない悲しさ、学校でしかできない次週の授業の準備で2時間ほど残業し、それから1時間40分かけて御帰宅。電車の中ではもちろん爆睡である。来学期は絶対やめようって思う。でも中国から帰国した同年代の外教で遊んでいる人なんてほとんどいないんだよね。みんな来年はやめるっというけどやっぱりやっている。仕事っていうのは完全自由になるよほどの自信がないとやめられないものなのかもしれん。
まさにおっしゃるようなつもりでやっています。若く希望に満ちた外国の学生たちと接するのは楽しいですしね。もうひと頑張りします。