中国不滞在記 in 神戸

行って見て聞いて考えた中国のこと

究極の後だしジャンケン

2016年07月13日 | 日記
鳥越の突然の都知事選出馬表明。

参院選の結果を見て、憲法改正を阻止したいために昨日決断したのだとか。

驚きだ。

この選挙が実は改憲が隠れたテーマだということは既に分っていたこと。
改憲を阻止したいのならなぜ今回の参院選挙に打ってでなかったのか。
それにこれまで国会議員になるチャンスはいくらでもあったはず。
都知事の仕事はまず都政で憲法云々ではない。
都市外交を展開して国政を批判するつもりなのだろうか。
それなら隣国の大統領と同じだ。

それに御年76歳である。
私なんぞ一回り若いが週1回アルバイトするだけで疲れ果てている。
いくらジムに通っていて肉体的に若いといっても、いつどうなるかわからないような高齢者がしゃ
しゃりでるものではない。最後に一花咲かせたいのかもしれないが、もし癌が再発したりしたら本人
はともかく迷惑がかかるのは都民だ。

乞われて出馬したのではなく自分から表明したのだそうだ。
石田純一はチャンスと見て出馬表明したのだろうが、彼ではあまりに軽すぎると二の足を踏んでいた
野党が飛びついたのだろう。記者会見では、彼は、都政に何のプランもなく立候補したことを臆面もなく語っている。都政ってそんなに軽いのかね。都政なんだから、思想信条より実行力だ。

気の毒なのは古賀氏。
一旦民進党から立候補を要請されながら、ひっくり返されてしまった。
しかし、テレビに出ている彼のやつれ方をみたらやぱり出ない方がよかっただろう。
考え方にすべて賛成なわけではないが、権力に正面から対峙しようとした姿勢は素晴らしい。
外野から好き勝手なことを言ってるジャーナリストとは違う。

宇都宮氏は鳥越より若くまだ60代で消費者問題に取り組んでいた実績もあり、都政についてもしっか
り勉強している。彼にしてみれば悔しい思いでいっぱいではないか。

小池のいうように、鳥越の立候補は「究極の後だしジャンケン」
さすがジャーナリスト、気を見るに敏だな。勝てると踏んで急遽御出馬。
だがこの腰の軽さ、トンビが油揚げをさらっていくようなやり方は好きになれない。

増田のように体制どっぷりみたいな御仁も好きになれない。
あの自民党の都議団に推薦されること自体、だめな証左だ。

石原は、贅沢三昧、桝添と同じようなことをしているのに非難されず、桝添ほど都政に打ち込むこともなく、都政に何の縁もゆかりもない尖閣に手を出して、日中関係を悪化させ、思いつきで都営銀行を設立したが、莫大な赤字を出して破綻し、国政に色気を出して途中で都知事をほっぽり出した。パラシュートもなく、都議会に真正面から勝負を挑む小池さんの方がずっとかっこいいじゃないですか。

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