中国不滞在記 in 神戸

行って見て聞いて考えた中国のこと

日本語学校の授業も終盤

2016年02月25日 | 日本語
今日は担当しているうちの一つのクラスの最後の授業。

進学クラスが5クラスあり、このクラスは20人ほどである。

一人は留学試験に失敗したとかで帰国し、1人はゲームにはまって朝昼逆転したらしく1回だけ授業に来たがその後長欠のま

ま。期末試験が終わって後は卒業式を残すのみとあって今日は休みが多くて6人も欠席していたぜ。

授業が終わってからクラス写真を撮った。



授業は聴解や文法など3科目で、日本語能力試験合格を目指してテキストを忠実にこなすのみなので、あまり面白いものでは

ないが、それでも学生たちは真剣に取組んで、ヘタクソな説明を納得顔で聞いてくれたし、つまらん冗談にちゃんと反応し

てくれたのであった。多分、クラスのほとんどが中国出身なので、彼の地で教師をしていた経歴も親近感をもってくれた理

由の一つだろう。

学生たちは、台湾や中国の大学や高校を卒業し、日本の大学院や大学への進学を夢見て、この学校に入学して1年、長い学生

は2年になる。台湾の最高学府を卒業後、日系企業でOLとして働いてお金を貯めてやってきた学生は東工大大学院の研究生に

合格した。一番年上なのに授業が終わるといつも黒板を消してくれた素敵な学生だった。

彼女は台湾では文系の大学を卒業しているが大学院の専門は理系だという。海外では日本より学問の枠がずっと緩いよう

で、中国では日本語科を卒業して別の専攻の大学院に入るなんてざらにある話である。

ほとんどの学生がすでに受験を終え、今は結果を待つばかり。彼らの夢がかなうことを祈りたい。

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