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万事塞翁が馬     西洋医学の崩壊   西洋文明の崩壊

2018年12月11日 15時48分05秒 | 健康・医療
★ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00010002-binsiderl-sctch

【本庶教授ノーベル賞】スーパー研究者いても、日本の創薬が世界で勝てない本当の理由
    12/11(火) 12:10配信    BUSINESS INSIDER JAPAN

12月7日、スウェーデンのストックホルムで受賞講演を行う京都大学の本庶佑特別教授。


2018年12月11日、京都大学の本庶佑先生がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。決定後の記者会見やインタビューで、基礎研究にもっと投資してほしいと繰り返し発言されていたのは、もっともな指摘と思います。いま実際に、創薬のような「出口」がないと、研究のための資金を得るのが難しい現実があるのです。

【関連写真】本庶教授ノーベル賞。スーパー研究者いても、日本の創薬が世界で勝てない本当の理由

大学での研究は、身体の中にこういう仕組みがあって、こんな薬でその機能を抑えれば病気を抑えられる、といった発想の源を提供するのが役割。製薬会社はそうした研究をウォッチしながら、創薬の「ネタ」を探しています。そういう意味で、創薬を担う製薬会社と大学の研究は、不可分一体の関係にあるのです。

“創薬とは……医薬として効果のある新たな化合物をつくるのが「創薬」研究。その後、人に投与して効果を確認する「臨床」研究を経て、国による審査で承認を得られたものが「新薬」になる。”

本庶先生らの研究チームが、がん治療薬「オプジーボ」の開発につながるタンパク質(PD-1)を発見したのは1992年。それが免疫のブレーキ役を果たしていることが分かったのは1999年。およそ7年間、ひたすらタンパク質の作用を見定める純粋な基礎研究を続けたわけです。

そうやって生まれたネタから治療薬の候補が完成し、臨床試験が始まったのは2006年。最初の発見から実用化までに15年です。革新的な創薬はそのように長い試行錯誤を経て生まれるものなのに、いまは(この例で言えば)タンパク質を発見した段階で「創薬につながる可能性があります」と書類に書けないと研究費も下りにくい。短視的な研究しか出てこないのも当然です。
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米では研究者が創薬ベンチャーまで立ち上げる

一方、「アカデミア創薬」という言葉があります。字面から何となく分かるように、大学の研究者が自分たちだけで創薬まで行うことを指します。上で書いたように、大学での基礎研究をネタにして新薬の候補となる化合物をつくるのは、ふつうは製薬会社の仕事ですが、それを大学でやってしまおうというわけです。

実は、アメリカではネタを見つけた大学の研究者が、ベンチャー企業をつくってそのまま創薬まで手がけるケースがけっこうあります。仮に失敗して潰れても、ベンチャーキャピタルは投資してくれるし、むしろ失敗体験がある方が投資しやすいと言われるくらいです。ベンチャーから大学での研究に戻るのも、製薬会社を渡り歩くのも、向こうでは当たり前なので、非常にベンチャーをやりやすい。

結果として、アメリカ食品医薬品局(FDA)から迅速承認を得られるような革新的医薬品の半数はバイオベンチャーから生まれています。アカデミア創薬とは厳密に言えば違いますが、とにかく大学の研究者が自ら創薬にも関与することは、アメリカではふつうに行われているのです。

日本ではベンチャーに投じられるリスクマネーはアメリカに比べて圧倒的に少ないし、研究者も失敗して路頭に迷うくらいなら大企業へという人が多い。そのせいもあって、日本の創薬における国際競争力はかなり低く、輸入超過(海外でつくられた医薬品を国内で販売する方が多い)が実態です。

日本の製薬大手の営業利益率は軒並み10%台かそれ以下なのに対し、海外では20、30%は当たり前となっています
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● 人生万事塞翁が馬。私のように、西洋医学の崩壊を予測する立場から
  みれば、西洋医療における研究者の困難は、将来の日本の
  為になる可能性があります。

● 利益追求を本懐とする資本主義と、特許制度の組み合わせは、むしろ
  医療過誤や薬の副作用の問題を起こして、本質的には国民の
  為にはなっていないことを書いてきました。

● 現在の方向はほとんど無駄が多い間違った方向というのが、私の意見です。
  本庶佑教授の研究は免疫という観点からの研究ですから方向性は
  正しいのですが、しかしマリファナや代替療法の登場は
  彼の研究さえも霞んでみえます。

● 代替療法やマリファナが成功すれば、彼らの研究はあまり重要ではなくなる
  可能性が高いといえます。医療費が減る世界が本来の望ましい世界
  です。代替医学とマリファナがそれを達成するでしょう。

● むしろ医療の世界が縮む事で、それ以外の産業分野に人材や資源配分を
  増やすことで、将来の日本の四面楚歌の危機を乗り切るものと
  考えられます。

● 安くて安全で効果が高い代替医療の世界が既にあるのですから、
  そこに注目するのが、ベストといえるでしょう。

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本物の薬は癌を治すもの 道半ばの癌治療 

2018年12月11日 08時44分07秒 | 健康・医療
★ https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181015-OYTET50040/
2018年10月15日

オプジーボ治験に「余命1年」がん患者…予想外の高い効果で実用化の弾みに

 今年のノーベル生理学・医学賞を受賞する京都大特別教授の 本庶ほんじょ佑たすく さん(76)の研究から生まれたがん治療薬「オプジーボ」は、発売から4年で60か国以上に広がった。多くのがん患者の福音となった薬は、発売前の臨床試験(治験)で末期患者に表れた「予想外」ともいえる高い効果が弾みとなり、世に送り出された。

 オプジーボの効果や安全性を調べる治験が始まったのは2008年。国立がん研究センター中央病院(東京)の患者17人が対象となった。どの患者も、肺や大腸などのがんが転移し、打つ手がないとされていた。

 その中に、皮膚がんの一種「メラノーマ(悪性黒色腫)」を患う30歳代女性がいた。余命1年とされた末期患者。皮膚腫瘍科の山崎直也科長(58)は「新薬にかけたい」と女性に打診し、治験に参加してもらった。

 メラノーマは、皮膚のメラニン色素を作る細胞ががん化して起こる病気で、転移した場合の5年生存率は約1割にとどまる。患者数は10万人に2人と少ないため、製薬企業は創薬に消極的で、有効な薬はなかった。

 オプジーボは、体がもともと備える免疫の攻撃力を高めるタイプの薬だ。メラノーマは免疫に反応しやすいことが知られ、山崎さんは望みを抱いていた。

 09年秋、投与が始まると、徐々にがんが縮小。3年後、画像検査で見えるがんは全て消え、投薬を終えた。治験を実施した小野薬品工業(大阪市)の担当者も「想像を超える効果だった。この1例で薬への期待がぐっと高まった」と振り返る。

 小野薬品は14年、まずメラノーマの薬としてオプジーボを発売。その後、他のがんにも次々と適応を拡大し、今では国内で7種類のがんに使えるようになった。

 女性はがんの再発で、最初の投与から7年後に亡くなったが、その間、一杯飲み屋を開店するなど、やりたかった仕事にも挑戦できた。山崎さんは「手の施しようがない状況でも、この薬で大幅に命を延ばせると実証してくれた」と話す。

 山崎さんは、これまで進行性のメラノーマの患者約200人にオプジーボを投与。米国では5年以上生存する人が3割を超えるという報告もあり、変化の大きさを実感している。

 16年、ある式典のパーティーで本庶さんと会い、初めて言葉を交わした。「先生のおかげで多くの人が救われています」と声をかけると、本庶さんは「そうか、そうか」と笑顔で聞いてくれたという。山崎さんは「『治癒率を高めたい』という本庶先生と同じ気持ちで、現場の医師も頑張っていきたい」と語った。

          ◇

【メラノーマ】  皮膚がんの一種で、国内では患者数が約4000人の希少がん。足の裏や手のひら、爪のほか、口や鼻の粘膜にもできる。手術でがんを切除できれば完治を望めるが、外見を損ねる恐れがある。進行が早く、転移すると治療が難しい。近年、薬の開発が進み、三つの免疫治療薬と三つの分子標的薬が承認された。



治癒率向上、併用がカギ



 オプジーボの課題は、効果のある患者が2~3割にとどまることだが、メラノーマでは、治癒率を高める取り組みがいち早く進む。

 がんの免疫治療薬には、オプジーボのほか、本庶さんとノーベル賞を共同受賞するジェームズ・アリソン氏の研究から生まれた「ヤーボイ」などがある。

 メラノーマは国内では、複数の薬を併用することが、がんで唯一認められており、治験ではオプジーボとヤーボイの併用で患者の約4割でがんが縮小した。海外では、約6割の患者に効果が出たという報告もある。

 副作用が強まるなどの課題もあるが、現在、国内外で胃がんや肺がんなどあらゆるがんで免疫治療薬と別の薬との併用を試す治験が進んでおり、併用が難治の壁を越えるカギになると専門医らは注目する。

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● 現代西洋医学による、癌治療への戦いが始まったといえますが、しかし
  目標には程遠いといえます。西洋医学での効果とは、癌の進行が
  止まったり縮小することを意味します。例え患者が死んでも・・


● 固形癌が完全に治ることや寿命を全うできるまで抑えることは、現在では
  自然治癒以外ではほとんどありません。むしろ他の抗がん剤治療を
  投与することで、効果は相殺される可能性があります。

● その意味ではまだまだといえます。免疫細胞の面からアプローチしている
  いう事では今までの抗がん剤(細胞毒)を乗り越えたとは言えます。
  今後のさらなる発展が望まれます。

● 一方、既に代替療法やマリファナ解禁で新しい抗ガン治療の世界の
  扉は開き、効果は私の個人的な情報収集を考慮すれば、
  抜群の効果が期待できます。

● 特に自然の恵みであり、数千年の人類の資産である、マリフアナはUSAからの
  報告では、最高で抜群で非常に安価であり、神の贈り物といえます


● 今後は資本主義社会のリーダーとなる日本がPax Japonicaを通して
  どのように医療の世界のリーダーとなるのか、逆に世界に
  遅れをとるかが問われるのが、このマリフアナ問題でしょう。

● このマリファナ問題が、今後の世界の医療の最大の関心ごと
  となるのは近未来の出来事でしょう。 

● 言い換えれば、製薬会社を守るために、いつまでもマリファナに
  濡れ衣を着せて弾圧するか又は国際的な圧力に負けて
  解禁するかどうかという事です。

● 世界初の画期的な医療上の成果が、今後再びガラパゴスとなる
  可能性が高いという事です。

● ウオークマン等でソニーが世界の寵児になって有頂天になっている間に、
  世界ではITの新しい時代が来ていることに気づかないようなものです。

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