友人と、葉山~鎌倉プチ観光をしました。
コースは、立石~しおさい公園・しおさい博物館~披露山~報国寺。
いずれも無料の駐車スペースがあるので、春のシーズン前の今なら回りやすい所です。
ここは立石。
松の木の左方向に、海に向かって張り出した岩場を歩くことができます。
波がサブサブ寄せ、ゴツゴツした岩場は海草が張り付いて、滑ると危ない。
ヨロヨロ歩いていると、居合わせたたくましくも気のよさそうなオジサンが、
「人生”冒険”は駄目だけど、”探検”は大いにすべし」と名言を言う。
なるほど、私も、”プチ探検”ならできそう!と嬉しくなる。
これは「しおさい博物館」に飾られた貝。
自然の色が美しく、並べただけで絵画のようです。
ここには相模湾の海の生物標本が陳列され、昭和天皇の研究成果も
展示されています。
相模の海の豊かさを垣間見ることができ、小さいけれど一見の価値ありです。
鎌倉報国寺の竹庭。
禅宗の寺で清潔感のある境内は、丹精こめて手入れされた竹が美しく林立しています。
奥の茶房では抹茶を頂きながら竹庭を眺め、しばし静寂を楽しめます。
パティの散歩道に最近加わった道筋に、名越えの切通し(なごえのきりどおし)があります。
「切通し」とは、山・丘などを切り開いて通した道のことで、
鎌倉時代、敵の侵入を防ぐために作られました。
左右が切り立った狭い切通しを歩くと、鎌倉は戦乱の地だったのが感ぜられます。
弓矢や刀を構えた武士たちが、上から様子を伺っていたのでしょう。
亀ケ谷坂、化粧坂、巨福呂坂、大仏坂、極楽寺坂、朝比奈、名越の切通しは「七切通し」、「七口」と呼ばれています。
いつもの散歩道からさらに奥深く小道を入っていくと、切通しに通じます。
パティには少し上級編の林道です。
右の写真は、「大切岸(おおきりぎし)」。
林道のすぐ左下の岩肌が垂直に切り立っています。
なぜかその大切岸ぎりぎりのところで一休みするパティ。
背後に見えるススキは、10mも下にあります。
これでパティは高所恐怖症ではない事が判明(笑)
長谷寺は鎌倉時代以前からある古い寺で、十一面観音で有名です。
山門を入ると池が二つ。
その回りを梅、桜はもちろん様々な花木があり、いつ訪れても花が絶えることがありません。
境内の山肌を利用したアジサイ庭園は見事。
花だけでなく、観音堂、阿弥陀堂、大黒堂、弁天窟などの建造物もそれぞれに面白く、
さながらテーマパークにいる様な、楽しい気分になります。
境内にある展望台からは由比ガ浜が見渡せ、鎌倉の寺としては珍しく開放感のある作りになっています。
長谷寺のHP
本堂。
弁天窟の入り口。
弁天窟の中には弁財天と、十六童子が岩肌に彫られ、灯された蝋燭がほのぐらい洞窟を照らす。
写経堂では一心に写経にはげむ方の姿が見られる。
展望台からの眺め。海が望めるお寺は数少ない。
竹林からこぼれる日差しが眩しい。
江ノ島の動物園から逃げ出して繁殖したと言われ、最近は木の皮をはがして枯らしてしまったり、
作物を食べてしまうので問題児となっているようです。
在来種と比べて体が大きく、たくましい顔つきをしています。
でもやはり木々をつたって動き回る姿は愛らしい。