ののの日々

わんこと野の花を愛する日々

ハギ

2009-09-29 23:08:33 | 野の花
秋の花と言えば萩が代表格でしょうか。
ハギと呼ばれる花には山萩、宮城野萩、白花萩、丸葉萩、木萩など色々種類があるようですが、
どれも小さな花が細い枝に沢山つき、さらさらと風にそよぐ様子は秋の風情たっぷりです。

写真に撮るとなると喜んでばかりはいられません。
少しの風にもゆらゆらと揺れ、一瞬一瞬光の受け止め方が変化し、ファインダーにおとなしく収まってくれません。
竹の葉やススキがそうであるように、そのしなやかさが日本人の美意識をくすぐるのでしょうか。

今はもう花も終わりかけ。
花弁が散る様子を「ほろほろ」と歌ったのは子規。
万葉集には萩を題材にした歌が沢山あるようです。

わけている 庭しもやがて 野辺なれば
萩の盛りを わがものに見る
西行

ほろほろと石にこぼれぬ萩の露
子規











月下美人

2009-09-25 21:35:36 | 
Kさんからお知らせを頂き、月下美人を観賞させていただきました。

夜に咲き朝にはしぼむ幻の花。
中々見る機会がなかったのですが、ようやくお目見えしました。
思ったより大輪で、羽のように薄く白い花弁、豊かなシベがなんとも魅惑的な花です。


夜に開花する大輪の花。
左側に伸びているのが次に咲く花のつぼみだそうです。




花は、茎からではなく葉から伸びて咲きます。


どうしてこんな咲き方を選んだのか謎です。



里山

2009-09-23 08:12:14 | Weblog
テンプレートのデザインの中に、「里山」というのがありました。
以前NHKでやっていたドキュメントを映画化したらしいです。
板橋の映画館ではこれから上映するみたい。
行けるかな…。

とりあえずブログで雰囲気を味わうことにしましょう。





富士三昧の日

2009-09-21 19:50:14 | 富士山
「シルバーウィーク」と呼ばれるものがあったのかと、気がつけば珍しい連休。
ニュースを見ると、今はお盆か!?と思うくらい、やれ渋滞だやれ混雑だとにぎやかです。
次のシルバーウィークは6年後だとか。
貴重な休日なんですね。

さて、昨日(20日)は朝から空気が澄み、「秋晴れ」というには少し暑すぎるくらいの陽気でした。
ダイヤモンド富士の日には雲隠れしていた富士山が、機嫌良く姿を現しました。

まだ雪のない秋富士です



コスモスの向こうに見える富士山。
コスモスを額縁のように見立てたかったのですが、ちょっとごちゃごちゃしちゃいました。


コスモスは青い空が似合います。


高台に登るとススキが風になびいていました。
すでにバードウォッチングの先客が三脚で高い位置に大きな双眼鏡を固定し、ジッと遠くを見つめていました。
何が見えるのか聞くと、ノスリやワシの類が渡っていく所を観察しているとの事。
大きめの鳥はみんなトビに見える私には区別のつけようがありませんが、空をゆく鳥で季節を感じるのもいいですね。



さてさて、朝の富士があまりにくっきりとしていたので、今夕はさぞ!と思い夕方海に出向きました。
海岸に出ると、海水浴シーズンは終わったのにかなりの人で賑わっていたのにはちょっとびっくり。
まるで家!?と思うほど大きなテントを張り、テーブルをしつらえ、がんがん音楽を流して宴たけなわのグループがあちらこちらにいます。
海岸での楽しみ方が随分堂々としてきたな=と、妙に感心することしきり。


元気をもてあます若者はほおっておいて、夕日にねらいを定めます。
う~~ん、今日は輝いている!


夕日を見つめる親子3人。
なんかいいな~


対岸の山に沈む夕日。
中腹にたなびく雲も富士山の優美さをそこなってはいません。
ダイヤモンドの時もこれくらいだったらな…。


日が沈んだ後も動かない二人。


…私にはパティがいるじゃない…あっ夫もね







ゲンノショウコウ

2009-09-20 16:14:56 | 野の花
道端にしゃがまないと見えないほどに背の低い、小さな花です。
小さすぎて中々うまく写ってくれません。

野の花は小さくて愛らしいものが沢山あるので、しゃがみ込んだり焦点を合わせるのに必死になったり、傍から見たらさぞ可笑しい事と思います
あれこれ苦労するのですが、PCで拡大してみるとやっぱりぼやけていたり明るさが足りなかったり…
いつかきっと素敵に撮ってみせるゾと、決意だけは立派なのですが、はていつのことやら。







いまいちぼやけているので、ご勘弁を…。




ナンテンハギ

2009-09-18 20:33:55 | 野の花
暑い暑いと言っていた日々が遠い昔に思われるほど、秋色が濃いこの頃。
朝起きるとひんやり空気が冴え、窓から射す朝日が色味を増しています。
こうなってくると、足は自然と秋の花が待つ小道へと向かいます。

まだ斜めに差し込む朝の光。
この先を行くと道が狭まり、360度眺めの良い小さな高台に抜けます。
途中出迎えてくれる秋の花たちに足が止まり、わずかな距離を歩くのに何十分もかけてしまう…贅沢な時間です。

まずはナンテンハギ。







去年と同じ場所にまた咲いていました。
背が低い草木ですが、高台の頂上近くの急な段々脇に咲いているので、よいしょよいしょと登っている目の前に見えるのが嬉しい。









ダイヤモンド富士

2009-09-12 11:26:00 | 富士山
数年前から、富士山の頂上に日が落ちる瞬間「ダイヤモンド富士」を撮ろうとしています。
…が、中々完全な姿の「ダイヤモンド富士」にはお目にかかっていません。
かろうじて昨年は、曇り空にもかかわらずほのかに浮かび上がる姿を垣間見ることができました。

今年は9月10日。
コーラスのOさんに「今日はダイヤモンド富士よ!」と一報いただき、晴天でもあったので「今度こそ!」と一眼と三脚と準備して待機していたのですが…。

撃沈でした

富士山のところだけ黒い無愛想な雲が垂れこめて、完全に隠してしまいました。
てっぺんに夕日が落ちた部分だけちょっと見えましたので記録としてアップします。


わからないですよね~。
でも、ちょうど富士山の頂上に日が落ちているんです。


黒い雲が…。でも太陽が沈むピンポイントだけ見えています。



日が落ち、上空は美しい秋の空。
下方を覆う憎き雲が恨めしい。

地域でダイヤモンド富士のインフォを回覧したらしく、ギャラリーは今までで最多の人数でした。
「追っかけ」のカメラマンの方々も何人もおられ、ダイヤモンド富士談義に花が咲きました。
聞けば前日は森戸海岸から見事に見えたとのこと。
う~~~~ん、やはり足を伸ばさねばと悔しさに身もだえするのでした…。


そして11日。
ダイヤモンドは過ぎたし、行くのはやめようと思ったのですが、日没の時間が迫るとソワソワ…。
やっぱり行こう!とコンデジをバッグに入れてポイントへ。
もう日が落ちるという瞬間に間に合い、昨日のリベンジを果たそうと駆け付けた人の背中越しから撮影。



今度も雲が巧みに山をかくし、シルエットが全く見えずじまい。
なぜが日が沈むてっぺんだけはかろうじて見える。
(昨日から比べると、山肌左側にずれている)


雲が垂れこめるも、前日ほどは分厚くないせいか雰囲気はつかめる。
でもあくまで雰囲気だけ。富士山はどこに!?


ギャラリーのため息をよそに日が沈み、また思いを次回4月につなぎます。


日没後しばらくその場を去りがたく、カメラマンの方たちと話していたのですが、雲と雲の間からいつの間にか富士山が顔を出しているのを発見。
なんで今ごろ~~~と文句を言っても始まらない。



ところでところで、この4月、「パール富士」を狙って逗子マリーナに早朝出向き、見事に空振りに終わったことがありましたが、
来月4日がチャンスだとの情報をいただきました。
朝の5時にそのポイントにいけるかどうか!
どうでしょう!!










フウセンカズラ

2009-09-01 10:35:54 | 
家の周りをパティと散歩中、ある家のお玄関先に「どうぞお持ちください」と
張り紙が添えられた、小さな苗ポットがいくつも置かれていました。

お庭で増えたフウセンカズラの小さな双葉をポットに植え替え、誰かご希望の方に
里子に出そうをお考えだったようです。

ひとつ頂戴して、我が家で去年植えたアサガオのこぼれ種から芽を出したのと一緒にプランターに植えてみました。

それが今になってぐんぐん伸び始め、小さな花を咲かせ、愛らしいフウセンをいくつもつけています。
アサガオも去年ほどではないけれど、ちゃんと蔓を伸ばして花を咲かせました。

蔓ものっていいな~と思うこのごろです。