のぶひさの日記

生きていくのはいろいろあるね。出会いを大切に。また会えるといいね。

貧困な国

2005年07月31日 | 日記
週間予報では今日から気温低くなかったっけ?

暑いじゃん。しかも湿気がものすごいですね。やられた~。

最近、「経済効果」ということばをよく耳にしませんか?

異常だと思わないか?

なんでもかんでも「経済効果は○○億円」とかって。

要するにホリエモン騒動の時に政治家、評論家、マスコミがいっせいにバッシングした、「金儲け」のことでしょ?

人間が生まれてから死んだ後のことまですべて金儲けに置き換える風潮がある気がする。

例えば「特区」というやつ。

ある特定の地域の規制を特別に緩和して、金儲けしていいよって制度。

アメリカでは一般的という理屈がよくまかり通る。

教育や福祉も金儲けの対象になってしまう。

なんでもかんでも競争させればいいものが生まれるという根拠のない理由もまかりとおる。

「厳罰化すれば犯罪も減る」という科学的根拠が世界中どこを探してもないのに、なぜかみんな信じてしまうように。

そうそう特区じゃないけど、刑務所だって金儲けの対象。
アメリカで成功してる例はありませんよ。

企業はそんなにお金が欲しいのですか?

そんなにお金ためこんでどうするの?

今朝の朝刊に国会議員が「貧困を撲滅しよう」という意思表示のために白いリストバンドをしているという記事があった。

「経済効果」ばかり考えている議員なわけだから、当然といえば当然かも。
貧乏な国も金儲けして貧困を脱出ってわけか。それでみんな幸せにってね。

もちろん「貧困」なんてないほうがいいとは思う。

でもね、「貧困」で「かわいそう」なはずの国の子どもたちがなんであんなにいきいきとした笑顔なんだろうっていつも写真展で考えてしまう。

毎日食べるのもやっと、学校なんてあっても家畜の世話をしたり、物を売りに行ったり、何キロも先まで水を汲みに行ったりしなけれんばいけないから、教育を受けられない。

でもね、とっても幸せそうな写真がたくさんある。

「経済効果」だけでしか物事を考えられない国や人々こそ本当に貧しいように思った。

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