クロサギ＜第６話＞

第６話「共済組合詐欺」。

神志名（哀川翔）の過去が明らかになりました。
父はなんと詐欺師だった！
しかも２歳のときに戸籍上は死亡ということになっていたとは！
神志名も黒崎（山下智久）と同じように、シロサギに人生を狂わされた男。

ゆかり（市川由衣）が最後のほうで氷柱（堀北真希）に、

誰からも愛されなかった人の気持は氷柱にはわからないと言っていましたね。

神志名は２歳の時、父の事件のせいで戸籍上抹殺された。
黒崎はシロサギのせいで無理心中に巻き込まれて、自らの父親に刺される。
ふたりとも父に一度殺されているようなものですね。
ゆかりの家庭環境もあまりうまくいっていないようですし。

黒崎が神志名にボコボコにされて氷柱が看病したときに、

黒崎は氷柱に、

「おれは幸せなんていらねえんだよ。もう何もいらない。友情も愛情も安っちい同情もな」

と言いました。

氷柱にとってすごくショックだったでしょう。
告白したのに、拒絶されたのですから。

でも、友情や愛情のすばらしさを黒崎に思い出させることができるのは
氷柱にしかできないですよね。
黒崎は家族の幸せそうな写真を持っている。ということは幸せなときがあったはず。

氷柱は黒崎をしっかり愛すれば、黒埼も忘れていた、いや、捨ててしまった友情や愛情を取り戻せるかもしれません。
人はいっぱいいっぱい愛されないと、他人を大切に思ったり、愛したりできない動物です。
だから氷柱の存在はすごく大きいのではないのかな。
大きいからこそ、氷柱には友情も愛情もいらないと正直に言えるのかもしれませんね。

神志名にも愛情が必要ですよね。
警察という権力を使ってシロサギに以上に執着し、復讐しているだけのように見えます。
黒崎はクロサギとして同じことをしている。
このままだと二人とも身を滅ぼしかねませんね。
神志名に愛を与えられるのは誰なのでしょう。
愛を与えられる人が神志名を止められるような気がします。

桂木（山崎努）は意味深なことを言いましたね。
「もっとおれを楽しませてくれ。そしたらこの心臓をくれてやるよ」と。

黒崎が桂木に対して恨みを抱いていることを見抜いているようですね。
どういう意味なのでしょう。
桂木・神志名・黒崎の三つ巴の対決はあるのでしょうか？


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