IT翻訳 Nobuyuki の仕事部屋

ボランティアでソフトウエアーローカライズのために翻訳をしている。

新しい仕事部屋を作る

2007-04-14 20:24:02 |  Mozilla Org.

今日は大掃除の日であった。

子供部屋を夫婦の書斎に変える日。

長女のHと長男のNは、この3月末からもう東京で暮らし始めている。4月から長女は大学3年生、長男は今春高校を卒業して専門学校に入学した。

長女は2年間都心にある大学に自宅から通学していた。通学時間はほぼ2時間、本人は独り暮らしを希望していたが、両親としては若い女子を独り暮らしさせるのは何かと気がかりで、自宅通学をさせた。不本意で、新入生当時はブーブー言っていたが、そのうち自宅通学の気安さにも慣れて、何も言わなくなった。

長男も東京に進学することなったので、家族会議で住まいのことを話し合ったが、長男は東京で生活したいとのこと。それでは、いっその事、長男長女二人で住むことはどうだとなった。二人で住んでくれるならば、親としても何かと安心である。二人としても異存はないようだった。長女も、自宅通学を続けるよりは、弟と一緒でも、親元を離れて暮らす事を選択した。

家内としては、長男を独りで生活させて娘はできれば自宅通学を継続してほしかったようだ。しかし娘には、親元を離れて生活したいという思いが残っていたらしく、長男が東京で生活するならば、たとえ一緒でも、東京に行きたがった。

そんな訳で、主のいない子供部屋を整理した。それまで、私は屋根裏に自分の仕事部屋をもっていたが、長男の部屋へ移ることにした。屋根裏部屋はそれなりに、孤高とした思いに耽るのにはいいが、出入りの度に折りたたみ式の階段を上り降りするのは、結構しんどかった。それに、夏場は太陽の反射熱で蒸し風呂のような状態になるので、使えない。そこで、夏場だけは、夫婦の寝室へ移動してそこを仕事部屋としていた。

がらんとした主のいない長男の部屋。彼がこの部屋を使い始めたのはいつだったかよく憶えていない。それまで、親子4人が夫婦の寝室に寝ていたのを、子供部屋にベッドを入れて、それぞれ独りで寝させることにした。多分小学校の低学年であったと思う。自分の部屋で独りで眠る事になった最初の夜、独り寝になれていない長男は、よく眠れなかったようだった。

10年ほど、この部屋を使った長男。もう、彼がこの部屋を自分のものにすることはないだろう。ベットもマンガ本もすべて東京の新居に送ってしまった。それでも、残っている学習机の引き出しを開けると、集めていたドラゴンボールのカードや、色鉛筆、プラモデルの加工用の工具などが残っていた。

自分のパソコンや、ステレオセット、CDなどを屋根裏部屋から下ろす。家内は、二人の子供の残った衣装の整理をした。実は来週、用事があって二人とも帰省する予定なので、要るもの不要なものの最終意思確認をできるように、整理しておいた。

そうこうするうちに、長いようで短い一日が終わった。夫婦二人で車に乗って、少しはなれたスーパーマーケットまで夕飯の材料を買いにでかけた。

一日の大掃除をねぎらうように、ビールで乾杯して夕食を済ませた。