IT翻訳 Nobuyuki の仕事部屋

ボランティアでソフトウエアーローカライズのために翻訳をしている。

感慨深い一日

2006-12-17 18:04:47 |  Mozilla Org.


本日写真館から連絡があって、先日前撮りした娘の成人式の写真ができたとのこと。家内と車で写真館へ行き、受け取って帰宅する。

娘も一緒になって写真を見た。

そこにあったのは成長した娘の姿。普段と変わらない娘なのだが、精一杯めかし込んでいる。12月生まれの娘は、先日実質20歳の誕生日を迎えたばかりだ。

写真を見てほのぼのとした感慨を覚える。この地にすんで20年。歩き始めるのが遅かった娘を、20年前、公園に連れって行って歩行の訓練をした。10メートルほど離れて、お出でお出でをするが、思うように歩けない娘は、親の所へまでの距離感を感じてたちまち泣き出す始末。

歩き出すまで、1年と3ヶ月を要した。他の子供とくらべて相当遅いので、大いに心配したものだった。それが、成人を迎える。振袖を着て、めかし込んだ姿を見て、時の経過を覚えながら、家内とともに淡い感動を覚える。

次の機会は、大学の卒業式だろうか。はたまた、結婚式であろうか。

年をとったものだと思う。赤ん坊の娘を毎晩家内の実家でお風呂へ入れた事を思い出す。赤ん坊用の湯船に、小さな首を抑えながら、身体を洗ったものだ。義父や義母が孫の入浴を楽しみにして、湯船の側で、赤ん坊が気持ちよく風呂につかっているのを眺めていた。

あれから20年、義母はすでに故人となった。

自分も家内もつくづく年をとった。そして、今年もあと2週間で、新しい年を迎える。鮮やかな娘の晴れ着姿を見て、夫婦の20年をほのぼのと思い返した一日となった。