IT翻訳 Nobuyuki の仕事部屋

ボランティアでソフトウエアーローカライズのために翻訳をしている。

息子の話_その1

2007-02-07 00:02:53 |  Mozilla Org.


バンド活動をしている息子の話である。

彼は、明日スタジオにライブの練習に行く。その時、先日購入した機械を持っていく。CDを製造する機械だ。スタジオで収録した演奏をCD化するらしい。

機械は、ノートパソコンなどに比較して、大きく重い。どうして持って行くか大いに頭を悩ませている。

まずは、購入した時のダンボール箱に入れて行く。しかしこれは嵩張る。車も免許もない息子は運搬手段を持たない。そこで、タクシで行くかという事になった。

しかし、タクシ料金も馬鹿にならないので、息子は躊躇っている。

その次に、考えたのは、車台に載せて引いて行くという方法である。よく空港などで見かける、鞄などを載せて引いていく車台である。しかし、この方法は良くない。CD製作機は、曲がりなりにも精密機械である。地面の振動が直に機械に伝わり、壊れる可能性が大である。

結局、家族(家内と私、長女と息子の4人)で出した結論は、裸の機械を大きめの鞄に入れて、バスに乗ってスタジオまで運ぶと言うものである。こうすると、人間が抱えていくので、大きな振動を機械に与えることはない。気をつけなければならないのは、不注意から、それをどこかへぶつけてしまうことである。そこは、慎重に運ぶことで、なんとかなるだろう。親にタクシ代の負担をかけなくて済むので、息子もそれなりに妥当な手段と思っているようである。

わたくし的には、息子の心遣いに少なからず感心し、どうでもいい些細な事と言え、まあ、良かった良かったと言うところ。