指で弾く

エレキだけど
ピックを使わずに
「指で弾く」
は、、どうなんだろう。

僕はどうも好きになれなかった。
やぼったい、といか何というか、
かっこわるいな、と感じてたかもしれない。
好きなギタリストで指で弾く人も
いなかったのもあるかな。

フェイバリットギタリストの
ジェフ・ベックさんが指で弾いてる、
ということを耳にした後
ちょっと敬遠気味になったこともあった。

早いテクニカルなフレーズはを弾くには
不向きだし、切れの良い音も出にくい、
と思ってた。


G.I.T.というギターの学校に通ってた頃
ジョーパスさんのセミナーがあった。
94年にお亡くなりになってしまったけど
後進のギタリストには
大きな影響を与えた偉大なジャズギタリスト
なんです。

彼は
「ギターは指で弾くもんだ、と教わって
そうしてきた。
けれど広い分野で、様々なスタイルを取り入れたいから
ピックも使うようになったんだ。」
と話してた。
その時も「ふ～んっっ」位にしか
感じてなかった。

話は自分のことに戻って、、
最近メロディーを弾くとき、
歌わせようとするときに
エレキであっても指で弾くことが
凄く多くなった。
イメージする音の「表情」になりやすい、
のが理由かな。
そおいうことが少し分かってきたのかな。。。

さすがに16分音符とかが多いフレーズとか
早いテンポの曲は指で弾こう、という
欲求がわかないけれど。



レッスンで指で弾いた方がいいよ、
という曲、フレーズもあったりするんだけれど
なかなかそれを生徒が
受け入れてくれないこともあるんだけど
自分のことを考えてみても
納得がいっちゃうからな、
強要はできない感じだな。

でもね、
道具を使わずに
自分の身体の一部分から
音を出すのは表情豊かになるよ。
ピックも道具だしね。