突然 「ピンポンパ~ン」 とチャイムが鳴った。インターホーンで通話したが拉致が開かないので表に出ると、中年女性が立っていた。なかなかの美人だった。
用件は? と聞くと、どうも選挙関連のお願いらしい。
そうか今年は統一地方選挙か? と私も遅れ気味に気付いたが 「市議選に立候補予定の女性候補の後援会へのお誘い」 とのことでした。
この女性、なかなかの人で笑顔を絶やさず 「私は保守系の○○党を応援しています」 と、言ってもお構いなくその候補者のことを 「とにかくお願いします」 と私に迫ってきた。
普通なら私も腹を立てたかも知れないが、この女性は何となく悪気の無さそうな人で私もついついその言葉を聞いていた。
正直、ある宗教団体が母体である政党なので私は嫌いだからと答えた。だが、この女性、真からその候補者を褒めあげたのは立派に役目を果たしているようだった。
かつて各町内では必ず一人の保守系候補者が立候補したものだった。今、私が住んでいる町内には現職の市議がいるが、次期選挙には立候補しないとのことだが、それを受け継ぐ人も無く、議員不在の町内となってしまうだろう。
何処かの県の村では村会議員の定数が確保できないとのことだが、地方議員不足という新しい現象も起きているようだ。
四月には市議選挙が行われるが、私自身、誰に投票しようかと迷っている。その迷いの原因は、とにかく 「明日を任せられるような議員に相応しい人が居ないこと」 だ。
我が町内の今後は? そして日本の将来はどのように展開していくのだろうか?
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