左下奥歯を抜歯してから今日が九日目、依然として痛みが抜け切れない
特に食べる時は右側の歯で噛んでいるのだが、噛むほどに左患部が痛くなる。そんな症状に懲りて、あまり食べないことにしたが、食欲という感覚は痛みに関係無く、私の腹時間に応じて食べ物を求めているようで、私の体内ではアンマッチな機能関係があるようだ
だが 「食べる」 と言う欲望には抗し切れずに仕方なく何かを食べることになってしまうが、いつものような食べ物は避けてもっぱら少量の柔らかい食べ物と飲み物で我慢しているが、もう何回も食事を取らないこともあった
しかし、思わぬダイエットに恵まれたのか体重は1.5キロも減った。いいのか? 悪いのか? 私の気持ちは複雑だが、物を自由に食べられないという制約はいくら高齢者でもかなり応える症状だった
今日は何とか予約がとれた。しかし、Mは独りにはできないので、長男の嫁さんに頼んで留守番をしてもらった
予約する時 「いわば予約外だから、待ち時間を我慢してください」 と言われたが、通院するとすぐに名を呼ばれて12時前やっと女医さんの診察を受けた
「歯を抜いてからもう九日目、痛みが抜けません? 抜歯した患部はどうなっているのでしょうか?」 とまず質問した
患部を見た女医さんは 「特に異常はありません。奥歯を抜歯した場合、二、三週間も痛みが続く人もいます」 とのことだった
そう言われると私などはまだ九日目、まだ我慢が足りないと思えば、何となく気も楽になった
次に 「右で噛んでいるのに何故左患部が痛むのか?」 と聞いたら 「右で噛んでも左の歯も噛み当たっているからでしょう?」 との答えだった
それと私は患部のある左側では噛まないようにしているのだが、女医さんは 「もうどんどん左側でも噛みなさい」 と私にとっては意外な言葉だった。抜歯痕はまだ完全に治っていないが、噛むには問題ないとのことだった
結局、患部に軟膏液を噴射して診察が終わった。また念の為痛み止の 「頓服薬」 と 化膿止めの 「抗生物質」 が処方された
これで様子を見ることになるが、さて今後はどうなるのであろうか?
13時前、遅い食事だが、少量の柔らかいパン、バナナ、そして牛乳少しを恐る恐る左側の歯で噛んで食べたが、あまり痛みを感じなかった。不思議な感覚だったが、痛みが無く食べられたのは久し振りのことだった
女医さんの言った 「二、三週間も痛みが続く人もいます」 を信じれば、時が過ぎれば元の食感に戻るだろうが、たかが歯の痛みは、あの 「平成28年熊本地震」 で被災してまだ避難所暮らしの皆様のご苦労には比べようもない小事でもあるが、一刻も早く、皆様が元の生活に戻れるようにと祈っています
このところ歯の痛みに振り回されて憂鬱な時が過ぎて、飲みたかった冷たいビールも我慢した私の大型連休だった
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