日常、妻がDSや入浴介護で介護ヘルパーさんには大いにお世話になっていて、私としてもその労力に感謝している
先日、新聞の 「人生案内」 と言うコラム欄に30代会社員男性が 「訪問介護で暴力受ける妻」 との相談内容を見て私は驚いてしまった
それは奥さんが訪問介護先で認知症の独り暮らしの80代女性から頻繁に暴力を受けて腕や首筋に生傷を負っていることが心配で、この介護の仕事から離れるようにと言ったそうですが、奥さんは 「職業柄仕方ない」 と楽観的で辞めるつもりはないとのことで、アドバイスを求めた男性からの相談だった
時々、介護者から認知症の高齢者への暴力はニュースで聞くが、このように逆の場合はまったく報じられていない
そこで元介護ヘルパーだった知人女性にそのような暴力について聞いてみると 「別に珍しいことではありません。よくある話です」 と聞いてまた私はびっくりしてしまった
それによると認知症の高齢者から同じような暴力を受けた事があるとのことで、介護の世界では当たり前のような感じでいろいろな実例を話してくれたが、その中にはセクハラ行為もあるとのことだった
このような話を聞いて私は少し複雑な気持ちになってしまった。介護を受ける者から介護ヘルパーさんへの暴力があまりにもタブー視されて、明るみに出ないことも一つの問題ではなかろうか?
それにしても介護ヘルパーさんの仕事は大変なことだと、私は改めて思い知らされた |