秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

6月6日街頭活動、第3回憲法カフェ第1部、第2部実施

2015年06月07日 | メッセージ
昨日は強風の吹く中、「秘密保護法に反対するピースアクション・よっかいち」としてチラシ配りやプラカード掲示などの街頭活動を行いました。250枚用意しましたが、声掛けをしながら14,5名で配布して、時の話題にも近かったためかよく受け取ってくださったようで、あらかた配り終えました。
いつものメンバーに加え、次の憲法カフェにも参加のつもりで来てくださった個人の方、前回から続けての参加の個人の方、初めての方なども数名見られました。

憲法カフェ第1部は、近鉄四日市駅そばの喫茶を使用して、講師の小貫陽介弁護士と14名の参加者で行いました。当会メンバーらが協力して声掛けを続け、たくさんのご参加を得たのはほんとうに嬉しい事でした。遠方からの参加もあり、前回の秘密保護法テキストの読み合 わせ会から続けてのご出席の方も複数ありました。おいでくださって、どうもありがとうございました。

「戦争立法と秘密保護法」というテーマで小貫弁護士から最初にまとまったお話をいただき、話題は、秘密保護法そのものから、次第に戦争する国づくりを進めている安部首相らの動きをどう止めるか、また沖縄の問題を含む日本の現状、日米安保条約と憲法の関係や地位協定について憂える気持ちを表すなど、次第に広がっていきました。落ち着いた中にも、参加者のハングリーな心がそこここに表れる、充実した会となりました。問題意識の明確な弁護士に直接ものごとを確かめられるということは参加の大きな動機となったことと思います。少人数でもありましたので、グループに分かれての話はしませんでしたが、熱心な応答であっという間に時間がすぎました。

志のある弁護士の気持ちや意見を親しく落ち着いて聞き、質問などして考えを深めたり確かめてみたりする機会はそう多くはなく、そういったことが切望されているのかもしれません。
意識の高い参加者ばかりで、発言にいろいろ刺激を受けました。最近読んだ本を持ってきて紹介してくださる方もあり、少人数ゆえ、そういった交流もできたのです。

お話の中で小貫弁護士は、法律家は「絶対」という言葉を使わない、と言われました。というのは、ものごとには「絶対」ということは起こらないからだということです。しかし一国の総理大臣である安部首相は、絶対に安全です、とか、絶対に関係ないです、とかの言葉を安易に口にする、それはよいことか。
大変考えさせられました。他のお話を聞いていても、小貫弁護士は慎重に言葉を選び、よく考えてから発言される印象を持ちました。

丁寧にものごとを見、個人がよく考えるということはこの落ち着かない激しい変化の時代に対称的なようですが、特に必要とされていることではないかと感じています。一人ひとり勇気と主体性を持って本来市民は自由なのだという原点に立って、他者の人格も大事にしながら生きていきたいものだと思います。


第2部は、小貫弁護士を囲んで少人数で懇親会となりました。1部以上にゆっくりお話が伺えたので有り難い機会でした。いろいろな話題が出ましたが、私個人は市民の表現の自由、主体性について、 基礎的なことを学べたのがとてもうれしく、力づけられました。また、表現の自由は簡単に萎縮しやすい、デリケートな性質であることも学び、これからの生き方に反映させていきたいと思いました。

というわけで、とても有意義な半日を過ごすことができました。
小貫弁護士に深く感謝いたします。