今回は古伊万里です。
10年くらい前に手に入れたものなんです。
冬ののみの市で冷たい雨がふる夜が明ける前の
薄暗い中で初出しで出たものだということで手にとって
図柄を見て惚れ込んでしまいました。
サイズとしては5寸ぐらいの小皿ではありますが
何と言ってその絵付けが良かった。
個人の好みの問題はあるかとおもいますが。
絵付けだけを捉えれば未だにこの絵付けを超える
古伊万里に出会っていません。
蓮の池に今まさに飛び立とうとする鳥がなんとも
いきいきと描かれ躍動感と生命力を感じる絵付けです。
鳥は飛びたつ時にはものすごい勢いで走って
助走をつけて飛び立つようです。
その走りっぷりをこれ以上ない簡単な線で表現しています。
まるで古染めのような描き方ですね。
12時の方向にソゲがありますが無かった事にして下さい。
時代は藍九谷様式と思っています。
そうなんですね。助走中なんです。表情も必死な
感じに思えてきます。
面白いと言われると嬉しくなります。
ナイスありがとうございます。
薄手の成形で淡い呉須色も良い感じです。ナイス
土も白くてきれいですし、成形もしっかりしており、小皿としてはかなり上手な品ではないでしょうか。それにしても、この一瞬の動きをとらえた鳥の姿は戯画的でありながら実に魅力的です。
ナイスです。
小皿として重宝しそうですね。
ナイスありがとうございます。
楽しいものなんです。
染めの色合いは淡い感じですね。ナイスありがとうございます。
おっしゃるとおり藍九谷の後期頃だと思います。
身近な自然を発見して書いたのではと推測しています。
ナイスありがとうございます。
この絵をみて、私なら鳥が歩いているぐらいにしか・・・。
そうですよね、水鳥がこのようにに足を蹴るのは、その場面しかないです。
重ねてさすがの観察力です!!