ことじのブログ

趣味で集めている骨董・古道具の収集を綴ります。
2019年春にYAHOOから引っ越してきました。

古伊万里 鳥の図

2015年01月18日 09時13分56秒 | 古伊万里
今回は古伊万里です。
10年くらい前に手に入れたものなんです。
冬ののみの市で冷たい雨がふる夜が明ける前の
薄暗い中で初出しで出たものだということで手にとって
図柄を見て惚れ込んでしまいました。
サイズとしては5寸ぐらいの小皿ではありますが
何と言ってその絵付けが良かった。
個人の好みの問題はあるかとおもいますが。
絵付けだけを捉えれば未だにこの絵付けを超える
古伊万里に出会っていません。
 
蓮の池に今まさに飛び立とうとする鳥がなんとも
いきいきと描かれ躍動感と生命力を感じる絵付けです。
鳥は飛びたつ時にはものすごい勢いで走って
助走をつけて飛び立つようです。
その走りっぷりをこれ以上ない簡単な線で表現しています。
まるで古染めのような描き方ですね。
12時の方向にソゲがありますが無かった事にして下さい。
時代は藍九谷様式と思っています。
 

 

 




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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ことじ様へ (不あがり)
2015-01-18 09:20:00
これちゃんと助走をつけているのですね。これは面白い。良く見つけられましたね。それが素晴らしい。ナイスです。有難うございます。
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> 不あがりさん (ことじ)
2015-01-18 11:25:00
早速のコメントありがとうございます。
そうなんですね。助走中なんです。表情も必死な
感じに思えてきます。
面白いと言われると嬉しくなります。
ナイスありがとうございます。
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更新お疲れ様です。図柄が秀逸な古伊万里と承りました。シンプルな中に絵師の誠実さが覗える気が致しております。 (横町利郎)
2015-01-18 12:30:00
大きさも手ごろで様々な用途に使いうる逸品と存じます。きょうも結構なものを拝見させて頂きました。ありがとうございます。MN
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No title (越前屋平太)
2015-01-18 17:44:00
水鳥などは飛び立つ際には結構不恰好と言いますか、ドタバタと飛び立ち、お世辞にも優雅なものではありませんよね。そうした必死さが感じられる動的な絵付けですね。
薄手の成形で淡い呉須色も良い感じです。ナイス
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ことじさま (酒田の人)
2015-01-18 19:48:00
これは珍しい図柄の品ですね~、絵付けの感じからして藍九谷から柿右衛門様式への移行期の品のような雰囲気を感じます。
土も白くてきれいですし、成形もしっかりしており、小皿としてはかなり上手な品ではないでしょうか。それにしても、この一瞬の動きをとらえた鳥の姿は戯画的でありながら実に魅力的です。
ナイスです。
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> ミックさん (ことじ)
2015-01-18 20:54:00
余白があり絵師らしい図柄ですね。
小皿として重宝しそうですね。
ナイスありがとうございます。
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> 越前屋平太さん (ことじ)
2015-01-18 20:55:00
そうなんですね。必死に走っている姿がなんとも
楽しいものなんです。
染めの色合いは淡い感じですね。ナイスありがとうございます。
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> 酒田の人さん (ことじ)
2015-01-18 20:57:00
結構珍しいと思いました。
おっしゃるとおり藍九谷の後期頃だと思います。
身近な自然を発見して書いたのではと推測しています。
ナイスありがとうございます。
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ことじ 様 (sir*k*machan)
2015-01-18 22:38:00
こんばんは。ことじ様の解説で理解できました。さすがですね。
この絵をみて、私なら鳥が歩いているぐらいにしか・・・。
そうですよね、水鳥がこのようにに足を蹴るのは、その場面しかないです。
重ねてさすがの観察力です!!
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No title (don*uk*0624)
2015-01-18 23:05:00
味のある素朴な絵ですね。見ていてほのぼのと楽しくなる。飛んでいる絵でなくて、飛び立とうとするまさに間際をとらえている。深いですね。
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