ゴールデンウィーク2日目は家にいてゆっくりしました。
久しぶりのいい天気と暖かな日和でした。
今回は古伊万里の豆皿です。
私の手許に来て2年ぐらいです。のみの市でいろいろ回っていましたらテーブル
の足元の木箱に古い雑多なものが入っていました。ゴソゴソが大好きですから
いつものとおり中を物色していますと豆皿が3枚ほど絵具に使っていたのでしょうか
古い群青の岩絵具がびっしりとこびりついていました。
裏を見るとこれは古いと直感しました。さっそく値段を聞くと300円ぐらいとの
こと間髪をおかず財布からお金出して持ち帰りました。1枚だけ購入です。
他の2枚はカケの状態が悪すぎました。なんとか自分で金継ぎをして見れる
限界がこの1枚でした。
家に帰って漂泊してみると思った以上の染付ではっきり言って驚きました。
この絵付けは竹でしょうかこの季節生き生きと目を伸ばすその瞬間を染付
でとらえています。なんと植物が今が芽吹くその時、生命力をうまく表現した
絵付けでしょうか。
私の古伊万里の収集の中でもかなりお気に入りの染付です。
拾って良かったな~。そうでなければ捨てられていたかも知れません。
時代は江戸前期頃だと思います。生掛けで釉薬が厚くかかっているため染付が
少しぼやけますが、かえって味になっていると思います。
口径6.5cm