★宮城蔵王「森の楽園」の行者にんにく
★行者にんにくのしゃぶしゃぶ
昨日、私のブログで「我が家のベランダの行者にんにく」について書き込みましたが、思いがけず、宮城蔵王「森の楽園」のオーナーから楽園で栽培している地植えの行者にんにくの宅急便が届きました。
楽園のオーナーは、4月1日に書き込みをした私のブログをご覧になり、何かあったのかとご心配をされ、「元気がいちばん!」とメッセージがこめられた贈り物でした。
楽園のオーナーとは、今から5年前にお会いし、その後、何度となくお邪魔しては蔵王高原で遊ぶ機会があり、懇意にさせていただいていました。
行者にんにくの束が3束、セロハンの袋に綺麗に並べられ、茎の根元には水気をたっぷり含んだナプキンが丁寧に巻かれて大事に届けられました。楽園のオーナーの奥様が準備されたのではと思いながら開けてみました。
雪解けが始まった蔵王高原と思っていましたが、今年は暖冬なためか雪が少なく、その分、蔵王高原の行者にんにくも大きく成長していたのかと思いました。
行者にんにくは、その昔、山岳修験道の行者が荒行に耐える体力と精神力をつけるために食べたと言われる薬草で、最近は、山菜、滋養強壮剤としても脚光を浴びているそうで、宮城蔵王「森の楽園」のオーナーが、いち早く目をつけて栽培を始めたことに感服していました。
行者ニンニクは、種をまいてから3年間育苗し、定植から収穫まではさらに4、5年を要するそうで、商品として出荷できるまで最低でも7、8年はかかり、長期的な戦略を持って育てる意思が無いと難しい作物であり、生育に長い年月がかかるだけに自生のものが少なく、高値で取引されているようでした。
行者にんにくは春の山菜で、滋養強壮、元気が出る栄養たっぷりの食材ですが、普段、食べることのできない貴重な栄養補給源と思っています。
届いた宅急便の箱を開けると瑞々しい緑色の葉っぱが目に飛び込んできました。プーンとニンニクの香りが漂い春を感じさせてくれました。
早速、我が家では、行者にんにくを贅沢にしゃぶしゃぶにし、豚のじゃぶしゃぶと一緒にご馳走になりました。
煮立ったお湯にさっと浸し、ポン酢で食べましたが、その味は、シャキシャキとして歯ごたえがあり、口の中に広がるにんにくの匂いと味が食欲をそそりました。一気に元気が出るような気がして美味しくご馳走になりました。
我が家の食卓に一足早い春がやってきたと思うと、送っていただいた宮城蔵王「森の楽園」のオーナーには感謝、感謝、感謝でした。