西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

筆、ふで、フデ

2010年06月27日 | 書展の作品製作
Y展の締め切り日30日まで残すところ今日を含め3日。
30日水曜は、仕事のお休みの日で、先生のお宅まで伺うのが夕方なので、
実質4日ある。

紙の真ん中あたりの一番重要な辺りが、
ぶつぶつと切れて繋がらないような感じがしたので、
筆を色々と変えてみた。

1番 いつも半紙練習に使うことの多い先生オリジナル○筆
   先に数本飛び出している。
   起筆のバリエーションを付けるのに先が有効に働いてくれる。
   今書いている書では2・3字しか書けないのと、
   筆に弾力がないのが詰まらない。

2番 オロンピー(大)水墨画で松葉を書くときに使い始めた筆であるが、
   硬い癖に、墨含みがよく先も効く。
   弾力があって弾むようなリズムで書くことが出来る。

3番 上海工芸「光」 羊毛筆。
   大きいので1回墨を付けると、沢山書けるので、
   一行が繋がって見える効果を期待して使ってみた。
   確かに墨を大量に含むので、
   連綿しなくても墨継ぎしないので容易に繋がりが生じる。
   柔らかいのと、先が効かないので字の雰囲気が変わってしまう。

4番 翠祥園「白龍」(兼豪)墨含みよく、太い割りに先も善く効く。
   硬いので細かい所が出せない。手が痛くなる。

5番 文明堂「春曙」(兼豪)やっはり硬い。何で兼豪筆は大きくなると異様に硬くな   るのだろう。きっと大きな字を書くためなんだろうなぁ。

私は固い筆で、硬い紙に勢いよくリズミカルに書くのも好きなんだけれど、
起筆のバリエーションが出せないため今回は×。

結局、今のところオロンピーで墨の付け方を工夫して書いている。
墨を沢山つけたい時は、
硯の海に筆を横に寝せて根元、
軸までたっぶりと墨を付ける。
尚且、先を効かせたい時は、
たっぷり墨をつけた後、
硯に縁で先だけ墨を落とす。
直ぐ、物に頼ってしまうけれど、
ちょっと工夫するだけで、
ホントは道具は余り要らないのか知れない。
好奇心が人一倍強いため、
筆は沢山になってしまった。
まぁ、これも勉強の内かぁ?
無駄のようだけれど、こういう寄り道はすきなんですよ。
きっといつか役立つと思うから。


西分堂の壁の筆コーナー。
文具売り場ではありません。

 


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2 コメント

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Unknown ()
2010-06-28 06:43:00
おはようございま~す
書よりも筆集めの方が先行しつつある私ですが・・西分堂さんも沢山ありますね~
主人が中国へ行ったら必ず筆を買ってくるんですがあまりにも良すぎて?(自分の中では)そのまま眠ってるよ
早く生かして使えるようにならねば。

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Unknown (nisibundo)
2010-06-28 08:23:58
花さんおはようございます。
早起きですね。
いろいろ試してみたい私です。
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