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西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

臨呉昌碩 詩稿(城北識徐公、・・・)

2010年03月25日 | 臨呉昌碩 
城北識徐公
飛仙謫飲中
論交秋水外
高唱大江東
書讃療飢○
梅呼不○虹
可言堕余響
鐘呂聴云同


久々に呉昌碩を臨書してみた。
この頃読んだ本の中に、呉昌碩の行書を褒めたものがあったこと、
同じ書塾に通っている人の呉昌碩風という書に、
私としては首を傾げる所が多々あって、
もう一度呉昌碩とは、如何なるものか、考えたくなったからもある。

呉昌碩は篆書の筆使いで行書も書いたと言われている。
詰まり、筆の開閉がなく、線は単調である。
にも拘らず、多くの人から支持されているのは、
其の力強さとリズム感である。
「行書とは筆の開閉から生じる情緒性である」という行書の古い固定概念に
囚われていると、呉昌碩の行書は受け入れられない。
これが、書道を2年半勉強して、
最近、やっと理解するようになったことである。

仮にも呉昌碩というのなら、もっと墨をたっぷり欲しかった。
大反省でございます。


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