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生産国による眼鏡フレームの違い

2012年11月27日 10時30分21秒 | 子供用眼鏡

眼鏡フレームには様々な生産国が存在します。

日本・欧州・アジア圏が眼鏡フレーム製造の主要国。

国土によって眼鏡フレームにも特徴が現れます。

眼鏡店でのフレーム価格差に驚いた方も多いはず。

価格差には管理体制と品質(デザイン)、エンドユーザーに対する考え方が影響します。

なぜこれ程の価格差が眼鏡フレームには存在するか。

生産国別にわかりやすく解説したいと思います。

  

まずは日本(国内製)から参りましょう。

国内の眼鏡製造では福井県鯖江市がメガネの町として有名です。

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皆さんが日本製という言葉の響きに感じる物。

それは高品質、高機能、高耐久といったイメージだと思います。

フレームにもそれは大体当てはまります。

高品質を維持するには当然コストも膨らんでしまいますが、そこから信頼も産まれます。

  

メリット 高品質 殆どのフレームで修理が可能

デメリット 高価格帯(目安価格帯15,000~)

  

次はアジア圏の眼鏡フレームです。

製造国として代表されるのが中国と韓国。

特に韓国は樹脂系のフレーム(TR・ウルテム)に強みを持っています。

これらアジア圏のメガネフレームの特徴は第一に安価というメリットがあります。

大量生産する事で単価を大幅に下げる事ができる。

でも品質はイマイチなんでしょう?

こんな声もよく頂きます。

確かに10年程前のアジア圏産フレームはクオリティに問題がある物が存在していました。

しかし昨今、クオリティの向上に驚かさせらる事が多くなっています。

技術面で日本製に近付きつつある、そんな一面も持ち合わせています。

これは日本の技術者がアジア圏のフレーム工場に雇われていることが最大の要因です。

日本国内の眼鏡製造産業は衰退していますが、アジア圏は今まさに昇り竜。

人材の流出がアジア圏産フレームのクオリティ向上へと繋がっているのです。

  

メリット 安価(目安価格帯5,000~) 昨今の品質向上

デメリット 修理不可(物による) 管理体制がない(パーツストックが無い)

  

最後は欧州です。

欧州産のフレームの特徴はなんといっても高いデザイン性。

ドイツ製であれば質実剛健、フランス製は華やかでカラフルな色調。

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北欧製はミニマルアートの世界と可愛らしくも洗練されたデザイン。

品質も重要視していますが、それよりもデザイン性が優先される傾向にあります。

輸入製品なので値段が割高な面もありますが、それ以上に惹きつける魅力があります。

  

メリット 欧州独特の高いデザイン力 中~高品質 殆どのフレームで修理が可能

デメリット 高価格帯(目安価格帯20,000~) 耐久性に疑問符が付く事例も

  

皆さんが眼鏡フレームを購入される際、何を優先して選択するのか。

価格、デザイン、クオリティ・・・メガネフレームの選択肢は多岐にわたります。

メリットとデメリットを理解した上で眼鏡フレーム選びを楽しんで下さい。

※小児の治療用眼鏡は品質を第一に考えましょう、からの補助受ける事が出来ます。


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