今日の症例は、書道のお仕事をしていて
有名な先生のお弟子さんの方です。
使用している眼鏡では見えづらいという訴えです。
現JB度数
R=S+1.25D C-1.25D AX90 ADD +1.50
L=S+1.50D C-0.50D AX90 ADD+1.50
累進屈折力レンズです。
両眼解放での矯正度数はこちらです。
R=(0.9×S+1.50D C-2.00D AX 80)
L=(1.0×S+2.50D C-1.75D AX80)
NPC
15cm(左眼開散)
眼位は
3△外斜位 1△R/L
輻輳力が低下していました
原因は度の緩い眼鏡を使用しているためです。
一生懸命ピントを合わせようと必死になっているから
見えにくくなってきたり、眼精疲労にも繋がります。
特に職業上、近くを見ることが多いですので。
ですから
きちんと遠視、乱視、
そして輻輳力を助けてあげるものを入れ
より近くが見えるよう累進屈折力レンズではなく
今回は近近両用眼鏡で調製することにしました。
近近両用でもより遠くが見えるタイプのものにするので
装用テストでは問題なく掛けられました。
近くは毛筆の細かいところまで見えると喜んでいただいたのでよかったです。