弊社のお客様の殆どは眼疾患を抱えています。
白内障、網膜色素変性症や未熟児網膜症など様々。
「見えなくなったらどうしよう」
こんな事を考えながら日常生活をされている方が多くいらっしゃいます。
確かに見えなくなる事は恐怖でしょう。
しかし、あまり考え込んでしまうと負のスパイラルが待ち受けています。
これは「見えなくなったらどうしよう」という思いが強すぎ、メンタル面でマイナス方向に傾いてしまう事です。
マイナスに傾いてしまうと「見たい」思いが減退し、不安定な精神状態に陥ってしまいます。
これではいけません。
この気持ちに打ち勝つ物が何か必要です。
「見たい」という思いがなければ自然と視力、やる気も低下するものです。
これは何か治療をする時の心構えと同じ。
治療に積極的な方とそうでない方の場合、同じ病状でも治療成績は全く異なります。
見たいと思う気持ちをどう引き出せば良いのか?
例えばスポーツやガーデニングといった趣味に没頭してみる。
没頭まではいかなくても「今の視力を維持できるようにしたい」こんな気持ちにスイッチするのも良いでしょう。
眼鏡が正確に矯正されていても、心一つで見え方は変貌します。
例えば眼病をお持ちで矯正視力が(0.7)の方がいたとします。
「0.7見えていれば十分」と「0.7しか見えてない」この違い、その人のメンタル面に大きな影響を及ぼします。
屈折検査はもちろん重要ですが、それ以上にメンタル面で良い方向に持っていくことが大切です。
眼鏡を通じて良い(前向き)メンタル面にスイッチする、これも眼鏡屋の仕事です。