東海光学社より新コーティングが発売されています。
通称BCC(ブルーカットコート)眼に有害とされる短波長光カットコートです。
ニコンより発売された無色の短波長カットレンズ《Nikon SEE CLEAR BLUE》がきっかけとなり、短波長カットレンズは昨今、多くのメディアに取り上げられています。
その流れを引き継ぎ、各社から似たコンセプトのレンズが発売されています。
短波長カットレンズは青色光をカットす為、レンズコーティングが青色に着色されています。
この青色の着色率(濃さ)はメーカーによって異なり、濃い色目から薄い色目まで様々です。
弊社で取り扱いのある HOYA / Nikon / 東海光学 から発売されている短波長カットレンズのコーティング濃度を比べてみました。
コーティング色 濃 HOYA > Nikon > 東海光学 薄
商品名 HOYA Lapis(ラピス) / Nikon SEE CLEAR BLUE / 東海光学 BCC
基本的にコーティング色が濃ければ効果が高いと思われています。
刺激の強い光をカットするのでコントラストは低下し、薄く色が入った感覚になります。
現在の液晶画面は色の鮮明さを競い合っています、つまり刺激が強い色目(短波長光)を多く発しているということです。
白内障術後で眩しさを感じる方にはコントラストが低下するので「楽」に感じる様子ですが、一般の方では不自然なほどコントラストが低下する場合があります。
お客様の眼症によっては同じ短波長レンズでも、効果の感じ方が異なる可能性があるので注意が必要です。
各メーカー「刺激の強い光をカットしてコントラストが向上する」この謳い文句には少し語弊があるかもしれません。
業界内で濃度の統一規格が無いのも問題だと思いますが、店頭で各メーカーの違いを実感し、納得した上で購入される事が重要です。