新しい風を 起こそう!   ~日本をよい国に~

一人ひとりの願いを大きな風に変えて・・・
今 動き出そう!



 

聴く達人

2010-01-03 17:57:30 | 日記
「なかなか面白いな」
「かしこいな」
「ええ話やな」

このような相槌を繰り返しているだけで、その人の周りにはどんどん人が集まってきたそうです。



その人とは・・・松下幸之助さんについてのお話です。
幸之助さんは、とてもよく人の話を聞かれる人だったそうです。
通常は高齢になりますと、どうしても“若者に一言!”を言いたくなってしまうのですね。
でも幸之助さんは「君はどう思うか」「これについて君知ってるか」と尋ねて、「なるほど、そうか。いいことを言うな」と仰ったそうです。

若者が遠のくのは、何か言われるからです。批判や説教をされるからです。
それよりも若い人の意見を聞きながら、肯定的な返事をしていると、若い人も近づいてくるのです。
「なるほど、そんな考えもあるな」「また教えてくれよ」そんな言葉で若い人の話を聞いておられたそうです。
若い人に話をさせて、激励と誇りを与える言葉をかける。その繰り返しの中で時折アドバイスをする。
10回聞いて、1回アドバイスをするという幸之助さんは、聴く達人であり、人の心を掴む達人でもあられたのでしょう。



さて、私たちはどうでしょう。
理解させよう、納得させよう、教えよう・・・ついつい伝えることばかりで聴くことを忘れてはいないでしょうか。

伝えるばかりでは、人の心を掴むことはできません。
真摯に聴く耳を持つこと・・・それは国を動かす方々にも大切にして欲しいことですね。

コメント
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