夢をかなえる新聞・聖教新聞 -人間革命の指針-

聖教新聞は夢をかなえる新聞です。その中より「新・人間革命」、名字の言、体験から夢をかなえゆくための指針をつづります。

夏休みは子どもと関わる絶好の機会 8/17

2011-08-17 20:49:52 | 名字の言
人は人との関わりを通して成長していく。家族も同じ。夏休みは子どもと関わる絶好の機会だろう▼「たとえ父母が子を産み、その子に眼、耳が備わっていても物を教える師匠がいなければ、それは動物の眼や耳と等しいというべきであろう」(御書1248ページ、通解)。5人の子育てに奮闘していた女性が、この御文に出合った。人生の師匠を教えることは親の大切な役割であると思った▼できる限り、家族で一緒に勤行をした。親子の対話の時間を割いた。子どもたちは全員、創価の学びやへ。今、広布の最前線で活躍する。3年前からは毎月、9人の孫を合わせて家族未来部員会を始めた。未来部の新聞などを活用して学会の歴史や師弟を学ぶ。「おばあちゃんとしてではなく、人生の先輩、信心の先輩として孫から信頼されるように日々、成長を」と▼「家庭の絆が『タテ』であれば、地区を舞台とする学会活動は『ヨコ』の継承」と池田名誉会長。この二つの糸が相まって人材は育ち、広布は進む▼信心の継承は、一家一族の繁栄の礎である。継承するには、親自身が信心で成長していくことだ。その姿に子どもが連なっていく。時間の許す限り、一緒に祈り、一緒に語り合いたい。未来の宝の成長を祈りつつ。(敬)

「土に埋められるまで学ぶさ」 8/15

2011-08-17 20:49:10 | 名字の言
映画「おじいさんと草原の小学校」を見た。実話をもとに「84歳の小学生」を描いた作品である▼アフリカのケニアで8年前、小学校無償制度が始まった。門前払いされても何度も訪れる老人の情熱に、校長は心打たれ、入学を許可する。ひ孫のような同級生と机を並べ、読み書きが始まった▼老人は50年前の独立戦争の元戦士。妻子を殺され、強制収容所で拷問に耐えた。過酷な過去を乗り越え、「変化を起こしたい」と前に進む。国連で教育の力を訴える講演もした。「土に埋められるまで学ぶさ」の台詞が印象的だ。実際、病気で亡くなる90歳まで、獣医師の夢を追い、学ぶ意欲は衰えなかった▼こちらは日本の話だが、放送大学では近年、60歳代の学生数が年10%を超える急増を続ける。お笑いや落語を本格的に学ぼうと、養成所に通うシニアも増えているそうだ▼創価大学の通信教育部では60歳以上の学生が1割を超え、70歳代の友も向学の志に燃える。学問を通して得た知識や資格を、地域で生かす年配者、生活と格闘しながら学ぶ婦人も少なくない。今夏のスクーリングには、延べ約7000人の老若男女が参加している▼「学ばずは卑し」――「学の光」は、心豊かな人生を開く“希望の太陽”である。(陸)