気分はいつも、私次第

覚え書き

もし、国民が不満を持っているならば、
中から一群を選び出し、酷い目にあわせよ

そうすれば、他の者達は、その生贄に比べれば
自分達はまだましだろうと、思うだろう

                     マキャベリ




キリスト教が、野蛮なドイツの闘争本能を幾らか和らげたものの
本能は滅びなかった

守護の十字架が壊れると、古強者(ふるつわもの)の叫びが再び起こり
古い石造の神々は、廃墟の中から立ち上がって
その目から、千年のほこりをこすり去る

ドイツに雷鳴がとどろく
はじめは緩やかに、しだいに強くなり
ついに世界を揺るがす大雷鳴となる

そして、世界史上
かつてない悲劇のドラマの幕が上がる

この悲劇に比べれば、かのフランス革命など
のどかな牧歌に過ぎない

                     ハイネ
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