♪どうして、どうして、ボクた・ち・は、であってしまぁったんだろー♫
昨日は午前中雨降りで、雨の止み間を見はからって図書館まで行きました。
普段はこの階段広場は喫煙者がいっぱいですが、さすがに誰もいませんでしたよ。
「濡れれてますからね」
そうね、座れないものね。
さて、にら家は家の中になるべく物を増やさないように、本やＣＤをもっぱら図書館で借りています。
だから旬のうちに入手できることは少ないです。
先日およそ半年待って、コブクロのＣＤを借り録音して、車の中で聞いていたときのことです。
「それっていつのおはなしですか？」
夏です。
にら屋はそのぐらいのタイムラグは当たり前なのです。
それでね、いきなり『蕾』が繰り返し流れたのです。
私はいよいよCD故障か!?と思いあわてたのですが、実は相方がわざと『蕾』のところだけリピート再生にしたのだそうな。
大方、暮れの忘年会シーズンに向けて、カラオケ用にマスターしたいとかそんな魂胆だと思います。（ちなみに私は運転中で、助手席の動きに気づきませんでした）
普段まずそんなこと（リピート）をしないヒトなので珍しかったのですが、その時、さらに昔の思い出がよみがえったのです。
それは・・・にらがわが家に来る前のお話です。
ＪＲ鶯谷駅近くの某有名豆腐料理屋のすぐ近くにある、ちょっと古臭い喫茶＆パスタの店Ｓでの出来事でした。
その店は雑誌や漫画本が置かれてる喫茶店で50前後の愛想の無いおやじが一人でやってる店でした。
他にお客のいない休日の昼さがり、パスタを注文して、あることないことおしゃべりしていた私達ですが、ＢＧＭに森高千里が流れてました。
はじめは有線放送と思っていたのですが次も森高が聞こえてきたので『このおやじは真面目な顔して森高ファンなのか～』と納得、そのまま聞き流していました。
にら家は普段からよくしゃべる家族なので、会話が無いのはどっちかが寝てる時か本を読んでる時か、お店でなら隣の客の会話に耳をそばだててるときです。
ＢＧＭも特に気にしないタチなのですぐには気づきませんでした。
森高・・・知ってる曲は少ないし、知らない曲が流れてたので・・・
パスタが運ばれて、しばし会話がとぎれたとき、「あ、この曲は知ってる！」
と思いました。
「何ていう曲だったかなぁ・・・思い出せないなぁ、でも聞いたことがある！」
なんて思うと、曲名とか気になってしかたないですよね。
そんな感じで食べながらも曲に集中するようになって、初めてあることに気づいたのです。
「さっきから・・・同じ曲が流れてる・・・！」
そうです！
お店に入ったときから、ずっとおんなじ曲が繰り返し流れていたのでした・・・
だから、はじめは知らないと思った曲も、途中で聞いたことがある曲に変わっていたのです！
その後は、もう無言で食べながら、森高の歌声を聞きながら、おやじを観察しましたが、平然と仕事をしていました。
初めて入った店でしたが、頭の中では「いつもこうなのかな？ えんえん森高一曲なのかな・・・？」と？マークだらけ。
店を出たとたんに大笑いしたのは言うまでもありませんが、とても不思議な体験でした。
「コブクロとどう関係があるんですか？」
特に関係はありません！
が、リピートつながりで、私の中に『蕾』イコール『笑える曲』という図式が出来上がってしまったのです。
それで、時折テレビやラジオで『蕾』が流れてくると、大ウケしてしまうにら家なのでした。
「おめでたいかぞくですね」
うん、平和っていいねー
あの店今でもやってるのかな？ やっぱBGMは森高なのかな？
気になる！（『世露死苦』風のネーミングのＳって、店ですよ～）