
赤坂ACTシアターで開催中の 「ウモジャ」に 娘ちゃんと行ってまいりました。
「ウモジャ」というのはスワヒリ語で「まとまりの心」の意味だそう。
南アフリカの長く暗い時代から現代までを 民族音楽やゴスペル、ソウル、ロック、ヒップホップ、と 迫力ある音楽と踊りで綴った音楽史。
予備知識をもたずに行ったのですが。。
欧米のミュージカルとは まったく違った 初めて目にするパフォーマンスに 正直 とっても驚きました。
自分のなかの「エンターテインメント」や「美」の基準が どれだけ 西洋のものに照準があっていたのか、と思います。

立ち位置や踊りも整然としていないし、ダンサーも ずんぐりむっくりとした体型の方も多く 最初はなんだろう、「民族の踊り?」 と思っていたのですが。。
アパルトヘイトの長く苦痛な日々を耐え抜けたのも 音楽があったからだ、という展開と ソウルフルな歌声に 除々に客席から身が乗り出していき。。
有名な Amaging Grace や I have a dream のゴスペルには 涙が出そうに。
最後の出演者全員によるウモジャの大熱唱には ずっと席を立ちたくなかったほど。
今までも 民主差別やアパルトヘイトの映画は見てきましたが 欧米人の監督による、白人の目線での作品が多かったので 初めて南アフリカ発の生の声を聞いた気がします。
キャストは 90年代後半に 厳しい貧困にあえいでいたアフリカの若者たち。
なんとも すばらしい声量と身体能力でありました。
正式HP ⇒ ウモジャ UMOJA The Sprit of Togetherness
9月23日まで。 5年ぶりの来日です。