中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

「舌尖上的中国」の毛豆腐

2013年05月29日 | 少数民族の食べ物

「舌尖上的中国」と云うTV番組の第三集では、「微州の毛豆腐」という食べ物が取り上げられています。微州とは安徽省の南部を指し、この地方を呼ぶ旧い呼称のようです。私は安徽省には足を踏み入れた事はありませんで、微州地区にも当然行った事はありません。このTV番組を観る迄は「毛豆腐」と云う物があるということも知りませんでした。私が以前滞在していた貴州省にも様々な種類の豆腐がありましたが、この「毛豆腐」はついぞ見かけませんでした。たとえば貴州には豆腐に豚の血を入れて作る「血豆腐」という豆腐もあります。

しかし、今私が滞在中の雲南省大理市には、微州と同じような「毛豆腐」があるようです。以前大理市剣川県沙渓鎮に行った時にちょうど市が開かれていました。ここ大理市剣川県沙渓鎮で開かれる集市(雲南省では、市を集市と云うのが一般的)は規模も大きく、古くからの歴史もありその地方ではかなり有名との事です。沙渓鎮の農易市場を覗きに行ったら「毛豆腐」と同じ物がありました。

沙渓鎮の農易市場で見かけた「毛豆腐」。白い産毛のような物は毛カビの一種類との事。豆腐に生える毛カビ。


白い産毛のような物が毛カビだそうです。

 

これは雲南省大理市魏山県で見た「毛豆腐」

 

 

こちらは未だそれ程毛カビが生えていない状態の「毛豆腐」。

微州で作られる「毛豆腐」は、TVで見るともっと色が白く、純白といった感じですが、雲南省大理で見かける「毛豆腐」は色が真っ白と云う風ではありません。気候等の関係で豆腐に生える毛カビの種類が少し違うのかもしれません。今私が滞在中の「大理古城」の農易市場でも、たまに「毛豆腐」のような豆腐を売っているのを見かけます。

 

雲南省の毛豆腐について

 

 

 

 

 



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