中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

靖国参拝のアンケート結果

2013年12月29日 | 中国事情

今回の靖国参拝を受け「環球時報」が、27日に中国国内の北京、上海、広州、成都、西安、瀋陽の7都市でアンケート調査した結果を報じています。アンケートに答えた人は18歳以上の市民約1000人との事。

28日付「環球時報」(電子版)に拠れば、「安部晋三が首相になって一周年に際して、安部が靖国参拝した事を知ってどう思ったか」と云う問に、46.5%の人が非常な怒りを覚えたと答え、22.6%の人が怒りを感じたと回答したとの事です。

また、中国が今後どのような報復措置を講じたら良いかとの問に対して「中国は、釣魚島問題やその他の問題でより強行な措置を講じるべき」と答えた人が74.6%に上り、「靖国神社を援助している企業を制裁すべき」と答えた人が67.7%に上ったとの事。また、今後5年以内は日中関係は緊張が続くと思うと答えた人が65.2%、さらに緊張状態が今後10年間は続くと答えた人は、17.8%もいたとの事です。

この「環球時報」のアンケート結果については、中国中央TVの4チャンネルや鳳凰網や新民網等のメディアでも転載して報じています。

また、26日の鳳凰網(電子版)で、ネット上で「安部が靖国を参拝した事をどう思うか?」とネットユーザーに質問をしていますが、50237人がそれに回答を寄せています。私が特に気になったのは「あなたは今後日中関係がどうなると思いますか」と言う質問に、77.59%の人が「政冷経冷の状態が続き、その上小規模な衝突が起きるかも知れない」と答えた点です。「持続政冷経冷,甚至可能出現小規模衝突」と答えた人が77%も居たのは大変に気がかりです。尚、中国では新聞等では肩書きは付けませんで、習近平、李克強等と呼び捨てです。

前外交部部長で現在は外交を統括する国務員の楊洁篪が29日に、日本の首相が靖国を参拝した事に対して抗議の談話を発表し、その抗議の談話の全文が中国中央TV初め、新華網、人民網等主要のメディアでも報じられています。

日本は年末休みでマスコミの報道量自体が減っているようですが、中国では依然安部の靖国参拝を巡る報道に付いてはかなりのスペースを割いて報道しています。また中国中央TV等でも特集番組を組んで報道しています。

 




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