中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

从江県芭沙村の吃新節=ブランコ節について

2012年07月18日 | 少数民族の祭り

从江県芭沙村の吃新節は別名秋千節とも呼ばれているそうです。それでこの祭りには、村ごとに秋千つまりブランコが作られ、ブランコ遊びをするそうです。このブランコが作られ、ブランコ遊びが行われる場所は守垴坪(shou nao ping)と呼ばれます。

ある村の守垴坪。

 

 芭沙村は大木も多いこともあり、樹に縄をかけブランコが作られ、ブランコには踏み板もありません。しかし,たまたまブランコ遊びをする人達を見ていたら、棒で踏み板を作りブランコをこぐ人も見かけました。

これは踏み板ありのブランコ。でも踏み板があるのはまれです。

昼は子供達が多いのですが、夜遅くなると若い青年男女がこのブランコ場に集まり、お互い意中の人や気に入った人とブランコに乗るそうです。夜12時頃ブランコ場に行く男性や女性の一群を見かけたので、ついていていっても良いかと尋ねたらOKという答えをもらったので、付いていきそのブランコ遊びを見学しました。深夜12時半頃漸く月も顔を出し会場も明るくなりましが、残念なことに私のデジカメではそのシーンは撮ることが出来ませんでした。

 

二人乗り、三人乗り、さらには四人乗りなどもあり。皆とても楽しそうです。

 

 

この時期は午後8時過ぎまで明るいので、夕食は21時過ぎという家も多いので,祭なのでゆっくり食事をし、その祭りのご馳走を食べ終わると夜も23時頃になるようで、ブランコ場もその頃から人が集まり始め賑やかになります。最初の頃は子供達、深夜0時を過ぎると子供達は家に帰り始め、その後は若い男女達がshou nao pingに集まってブランコ遊びが始まります。

 

 

 



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