中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

村の共産党書記の給料について

2012年04月24日 | 中国農村

貴陽市の新聞「貴陽晩報」<2012年4月23日号>によれば貴陽市内の村の幹部の給料が2012年1月から引き上げられることになったのことです。

報道によると、村の共産党支部書記、村の委員会の主任、文書係(中国語では文書)など村レベルの幹部の給料が、それぞれ月額500元引き上げられることになり、党書記と村委員会主任が従来の950元から1450元に、村の文書係は850元から1350元になったそうです。

但し、給料の引き上げに伴い、報酬は固定報酬部分と成績評価報酬部分に分けられ、書記、主任は固定報酬分1050元を、文書係は固定報酬分950元をそれぞれ毎月受け取り、成績報酬分は年末に、成績の評価を受けた後、支給されることになるそうです。

私は、祭りなどで村へ出かけることも多いのですが、その際には村の党書記や村主任などにお世話になることも多々あります。4月初旬に黎平県四塞村の祭りの時には村の主任の家に泊まりました。また、去年11月に黎平県銅貫村の祭りの時にも、村の主任の家でお世話になりました。また、その際には、隣村で村の会計をしているという人にもお会いしましたが、今だに会計という役職があるのかと感心したものです。その人は女性でした。

中国では村レベルでも幹部の若返りが進んでいるようで、ある村の主任は30代後半でした。その方とは少し話をしたのですが、村民の生活向上が最大の課題だと話していました。また、実績成果を上げなければ村人は付いて来ないとも話していました。また、ある村では党書記の家に招待されて食事をご馳走になったこともあります。

中国では各行政単位、レベルで待遇もが違うようなので、私が会ったことのある書記や主任、会計の方がどれ位報酬を受け取っているかわかりませんが、貴陽市などと比べれば安いことは間違いないようです。



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