中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国のヨーグルトについて

2012年04月12日 | 中国事情

新聞等によれば、4月9日に中国中央テレビのアナウンサーと、ある新聞社の記者が、微博に「老酸奶(ヨーグルト)と果凍(ゼリー)は今後食べないほうがよい」「ある日捨てられた古靴が、瞬く間にお腹の中入るから」と書き込んだそうです。この微博上の書き込みは、まもなく、とり消されたそうですが当然ながら、この書き込みをめぐり様々論議が起きているようです。

南方都市報(電子版)によれば老酸奶と果凍に入っているゼラチンは、実は工業用のゼラチンが用いられることが多く、その工業用のゼラチンは、ごみとして捨てられた革製品から(皮革垃圾)作られる場合が多いとの事で、ある新聞のサイトにはヨーグルトのカップの上に古靴を載せたイラストが乗せられるなど反響は大きいようです。

食用のゼラチンは、本来動物や植物から、特に動物の場合は皮や骨などから作られるそうで、本来食用に用いられるゼラチンを作る場合には原材料費は一トン当たり2000元から3000元だそうですが、古皮やくず皮等で作る場合は100元から200元しか材料費はかからないそうです。また、中国国内には多くの違法に食用ゼラチンを作る工場が存在することが指摘されているそうです。

トン当たり工業用ゼラチンの値段は6000元から10000元、食用ゼラチンは2万元から3万元で、昨年中国で生産された、食用ゼラチンは5万トンだそうですが、その多くは海外に輸出されているそうです。中国国内では一万トン程食用ゼラチンが不足しているとの事。この様な事情が工業用ゼラチンが食用に転用される原因だそうです。


実は私も、この中国で老酸奶と呼ばれるヨーグルトを貴陽市に来てからは一時期毎日のようによく食べていました。最初は牛乳ビンに入っていたヨーグルトを食べていましたが、ビンを返すのが面倒なこともあり、その内カップ入りの老酸奶と呼ばれるほうに変えました。特に銘柄を選んでいたわけではありませんが、私が今住んでいる花渓産の物が多かったです。この周辺の店では、3銘柄位の老酸奶を売っています。

またゼリー類も店頭で良く見かけます。特にゼリー類は農村部でも人気があるようで、安いこともあり子供たちにも好んで食べているのを良く見かけます。

これが老酸奶と呼ばれるヨーグルトで一個5元。蒙牛、伊利などの大手メーカーのもあります。値段は高いがよく売れているようです。都市部のスーパーなどには必ず置いてあります。

ビン入りヨーグルトは3.5元。ただしビンを返すと一元返してくれます。







 


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