9月18日に中国国家旅遊局が、フランスのルーブル美術館の偽造チケットの問題を受けて、各省及び市区の旅遊局に対して緊急通達を出したそうです。国家旅遊局のＨＰに拠れば、今回の緊急通達の内容は、わが国の旅遊者の法的権利を守ると共に、今後このような事件が二度と起こらないようにする為、また、わが国の旅遊業、並びに旅遊業に従事してる人々の印象を損ねない為にも、各級の旅遊行政管理部門は、旅行会社、海外旅行団体の引率者に対して、厳格に法令を遵守し、誠意を持って業務に従事すると共に、正規のルートでチケットを購入するように要求しています。
また、今回出された通達では、規則に違反して偽造チケットを購入した場合、または、偽造チケットを旅行客に渡した場合等は、その旅行会社及び引率者は法に則り調査した上、厳罰に処すとしています。また、この通達では、各旅行団体がルーブル美術館のチケットは、全て正規のルートでまとめて購入するよう求めています。
9月18日には、中国の人民網、環球網、中国経済網、新京網、南都網等の中国の殆どの主要メディアは、この中国国家旅遊局の緊急通達を転載して報じていますので、今回のルーブル美術館の偽造チケット問題の中国国内での関心の高さが伺えます。
また、一部のメディアは、フランスの警察当局が国籍は不明だが、ルーブル美術館の偽造チケットに関係したと思われる容疑者を、二人逮捕したとの報道も流れているようです。
今日は中秋節ですが、今私が滞在中の大理古城では、20時頃から降り始めた雷雨も今は収まり、ほぼ晴れ中秋の名月が見る事が出来ます。大理白族自治州大理市には、アル海という大きな湖があり、その湖に浮かぶ満月は、昔からとても有名だそうです。この中秋節の日には、そのアル海に浮かぶ満月を眺めるツアーもあるそうです。聞いた話では、大理古城でも、この日は、ここ数年は曇りで中秋の名月は見る事が出来なかったそうですが、今日は何とか晴れとなり、今年は幸運にも中秋の名月が観賞出来ます。
