中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

義工について

2017年08月04日 | 中国事情

中国語に義工(yi gong)と云う言葉があります。一般的には、ボランティアを意味する様ですが、大理等では、全く別な意味でも使われています。大理州では、ゲストハウス等で食事と部屋の提供を受けて無給で働く事を義工と云う様です。給料を貰わない代わりに、部屋と食事の提供を受けて、働く事を意味するとの事。

日本で出されている日中辞典等で、「義工」の意味を調べると、「奉仕活動」「ボランティア」と出ていますが、この様な意味ではなく、上記の様な意味で使われています。求人募集の広告に、清掃、皿洗い、前台(フロント)、義工募集等とありますが、この場合の義工とは、食事と部屋は提供されるものの、無給で働く事を意味するのですが、雲南省の観光地には意外にも、この義工募集の広告が多い様です、

中国人の知り合いが、大理に来ていてあるゲストハウスで、義工として働いています。その人は本当の意味での無給のボランティアとして、一年間の予定で雲南省は麗江市石鼓鎮の小学校で英語や国語(中国語)等を教えているのですが、今は休みなので8月一杯を大理古城で義工として働きながら、空いている時間に、私と一緒に日本語の勉強をする事になりました。

その女性は、もう既に半年もの間、田舎の小学校でボランティアをしており、今は休み中なので、7月中は西蔵(チベット)を旅行していたが、学校が始まる8月末まで、大理に滞在する事になったのですが、親の援助は受けたくないので、義工として働く事にしたとの事です。そして、空き時間に私の所で日本語を勉強する事になったのです。

彼女の仕事の内容は、ゲストハウスのフロントの仕事で、そのゲストハウスは外国人客が多いので、英語は必須となります。労働時間は毎日6時間で、三食と部屋(個室)が提供されるとの事です。部屋と食事が提供され、空き時間は好きな事が出来るので、全くの無給なのですが、若い人にはこの義工と云う仕事が結構人気がある様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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