中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴州省遵義市・畢節市でもデモ

2012年09月16日 | 中国事情

ネットなどによれば15日には貴州省では貴陽市以外では、遵義市と畢節市でもデモが行われたようです。

遵義市は例の「遵義会議」が行われた所なので、デモが行われたのにも納得する点もあるのですが、畢節市でもデモが行われた事は、私としては意外な感があります。国交回復以降、今までに中国で何度か繰り返された「反日デモ」の中で、規模、広がり、参加人数などの様々な点において、今回行われ
たデモは全く違うような感じがします。

貴州省で買う事が出来る地元の主要な新聞3紙、貴陽晩報・貴州都市報・黔中早報等では、15日に行われた貴陽市のデモについては一切触れていません。しかし、こちらの新聞は電子版と活字版では、内容が若干違う様なので、電子版ではデモの件に付いて触れているのかもしれません。という
のも貴州都市報のロゴ入りのデモの写真がネット上には結構載っていますので。

大手の新聞社では、大公報のネット版では、15日に貴陽市で行われたデモを写真付で、デモの様子をかなり詳しく記事にしていますので、当日、大公報の記者が貴陽で取材していたようです。

ネットを検索すると、貴陽で行われたデモについての情報は、写真を含め、大量の記事、ニュースがネット上に流れています。そういう意味でも、今回行われたデモはすべての点でも異例で、前回のデモの時とは全く違うように思います。今回は中国各地で行われたデモについては新聞は無論ですが、ネットで検索をかけると大量に昨日行われたデモの情報や写真が流れています。

ネット上で流れている貴陽市で行われた15日のデモの写真の一部

 

今日16日に、貴陽市や遵義市、畢節市等の都市でデモが行われたかは確認は出来ておりません。但し、昨日深夜あたりからネット上でのデモ参加の呼びかけ等は一部削除されつつあるようです。従って今日デモがあったとしてもネット上には載らないかも知れません。

雲南省では、昆明市以外では、大理市などでもデモが行われたそうです。また、中国中央TV(中央TVだけで15チャンネル位あったように思います)や貴州電視台などでは日本製品の広告の中止を決めたそうで、日本のコマーシャルに出ている俳優などの中には、日本の広告に出演するのを拒否を宣言する人も出てきているそうです。

 

 

 

 



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