中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国新幹線でインスタントラーメンを食べて騒動

2018年03月12日 | 中国事情

中国のウェブサイト澎湃新聞に拠ると、高鉄(新幹線)の中で乗客の一人が「泡面」(中国語ではカップ麺を指す)を食べていたところ、女性客から泡面を食べない様と注意され、二人の間で口論となったとの事。また、「泡面」を高鉄の中で食べて居て注意された乗客の方が、その経緯の一部をネットに載せた事もあり、その騒動の経過がネッ上で拡散し、この騒動がネット民の注目を浴びた様です。

元々注意した女性客は、自分の子供にはアレルギーがあるので「泡面」を食べない様にと注意したものの、注意された側が同行して居た女性に「ゆっくり食べなさい」とか「泡面」の匂いを嗅がせる様な事をしたので、注意した女性も激高して「高鉄ではインスタントラーメンを食べる事は禁止されている」「なんて品がないのか」等と相手側を罵り騒動に発展した様です。

そもそも、高鉄(高速鉄道の略で新幹線を指す)では、「泡面」を食べる事は禁止されているのかと云う疑問については、当局の関係者が「高鉄で泡面を食べる事は禁止していないが、車両の気密性も高いので泡面を食べ居ない様に促している」「また、車内販売では泡面は売らない」と述べたとの事です。

今年の春節には、私は高鉄に乗って昆明市から貴陽市、その後黔東南まで行っていたのですが、その際、高鉄の中で泡面を食べている人を何人か見かけました。実は、私もネット上で、「高鉄では、泡面を食べる事は禁止されている」と云う情報をみて、それを鵜呑みにして、てっきり禁止されていると思い込み、何故乗務員が泡面を食べている人に注意しないのかと思っていました。

今回の騒動を見て、何人かのネット民が、周りの乗客に迷惑を掛けない様に食堂車で、泡面を食べればと良いのにと書き込んでいますが、これは的外れの様です。と云うのも一部の高鉄では、「餐車」があるとの表示がありますが、所謂「食堂車」とは言い難いもので小さな販売所の様な物で、とても「食堂車」とは呼べません。ただ、確かに泡面は売っていませんでした。

何年か前に河南省鄭州市から陝西省西安市まで、「高鉄」に乗った事があるのですが、その「高鉄」には正真正銘の食堂車があり、私はそこで珈琲を飲みながら時間を過ごしましたが、今回乗った昆明市発貴陽市行き、貴陽市発広州行き等の「高鉄」には、何れも食堂車はありませんでした。

実は、私個人としても「高鉄」等では泡面を食べるのは遠慮して欲しいと思いますが、飛行場の待合室等でも泡面を食べて居る人が多い様な状況を見るとなかなか無理の様です。

何故、当局が「高鉄」で泡面を食べない様に注意しているかと云うと、匂いがきついからとの事ですが、確かに特急の寝台車に乗っている際等に、車内で誰かが泡面を食べ始めると独特の匂いが社内に漂い初めます。私もそうですが、あの泡面の匂いには些か閉口します。

 

中国方便麺(インスタントラーメン)は減少傾向に

 

 

 

 



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