中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

雲南省貴州省の少数民族の糯米食

2019年10月06日 | 中国貴州少数民族の村

このブログでは、何度も貴州省に住む少数民族の糯食について触れて来ましたが、今私が滞在中の大理では、残念ながらお強の類は食べる事は出来ません。モチは、11月頃になると、大理市でも農貿市場やスーパーで売られます。これは白族が冬至にモチを食べると云う習慣があるからです。したがってモチも二か月程で姿を消します。

ほんの一時期ですが、大理古城内に観光客目当てに、餅つきの実演をしたり、その搗き立てのモチを売るような店もあったのですが、直ぐ姿を消して終いました。また、お強を売る店も、一時期現れたのですが、これも直ぐ撤収して終いました。大理州では、お強やモチはそれ程一般的な食べ物とは云えない様です。

雲南省の瓦族の村に行った事があるのですが、その村ではお強が食べられている様で、食べましたが、大変美味しかったです。私がビザランでよく行く河口県の農貿市場等には、モチの類は売っていますが、お強は見かけません。また、雲南省保山市でも、モチは見かけましたが、お強は見かけませんでした。麗璃市では、お強も、モチも見かけましたが、印象としてはモチの方が多いと云う感じでした。雲南省西双版納は、タイ族が多いと云う事もあり、お強はよく見かけます。

最近偶々、貴州省に住む少数民族トン族の「糯食」に関する文章を見て居たら、糯米はトン族の住む山地に適している事が、先ず挙げられています。そして何故糯米が一貫して食べられて来たかの理由として、糯米食は腹持ちが良いので、ナカナカお腹が空かない、持ち運びに便利な事、冷めても美味し事等が挙げられいます。

丁度今頃の10月初旬には、よく貴州省のトン族の村や苗族の村に足を運び、糯米をよく食べたので、今頃になると貴州の糯食を懐かしく思い出します。

この写真は、私が何度も通った貴州省トン族の村黄岗村での唐臼を使った餅搗きの光景。私が初めてこの村を訪れたのは2011年10月頃です。その頃はどの家にも唐臼があったのですが、今年の2月頃この村に行った際には、この唐臼は殆ど姿を消していました。でこの様に唐臼でモチを搗く光景も間もなく消えると思われます。

何故糯米が食べられるのか?

 

 

 


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