中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

失楽園の著者死亡のニュース

2014年05月08日 | 中国事情

5月5日付の新京報(電子版)、南都報(電子版)では、失楽園の著者が亡くなった事を著者の写真入りで報じていました。新京報(電子版)等では、NHKの報道に拠ればとして、失楽園の著者である渡辺淳一氏が4月30日に自宅で亡くなったと短く報じていましたが、財新網(電子版)はかなりのスペースを割いて、このニュースを報じていました。

私が割合良く覗く新聞(電子版)は、だいたい新京報、南都報、及び財新報ですが、何れも失楽園の著者が亡くなった事を報じていたので少しびっくりしました。

特に、5月5日付の財新網(電子版)が、「著者は日本の著名な小説家で、情愛小説家の第一人者である」と記事の中で述べた上で、著者の経歴をかなり詳しく報じているのには意外な感じがすると共にかなり驚きました。そんなに大きく報道される価値のあるニュースなのかとも感じた次第ですが、大理古城には個人経営の書店が現在三店舗ありますが、何れの店舗にも「鈍感力」や「失楽園」等が店頭に並んでいるところを見ると、中国では思いのほか彼の作品が読まれていたようです。

大理自治州内には魏山県と云うイ族が多く住む自治県がありますが、その県城の中にある新華書店に、「安野光雅」の作品が並んでいたのを見てびっくりした事を覚えています。作品の名前は忘れましたが、一体全体誰が読むんだろうと思ったものです。最近ではどう云う訳か「窓際のトットちゃん」が本屋の店頭に並んだり、橘玲氏の著作等も並んでいますが、時々本屋を覗く度に、中国ではこう云う傾向の日本の本が読まれているのかとやや不思議に感じると共に意外に思う事もしばしばです。

 

 



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