中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

天皇の言葉

2015年01月02日 | 中国事情

中国中央TVのニュース専門番組(中国中央TV13チャンネル)国際ニュースを扱うニュース番組(中国中央TV4チャンネル)の中で、元日に発表された天皇の言葉がニュースに取り上げられています。TV以外の人民網、鳳凰網、環球網等の中国の主要メディアの電子版でも、この天皇の言葉を報じています。

中国のTVや新聞の電子版は、天皇の言葉の全文ではなく、「本年は終戦から70周年の節目に当たります。」と云う後段の部分の全文紹介しています。中国のTVや新聞の見出しの多くは人民網(電子版)等では、「天皇が戦争の歴史を反省するよう促す」、環境網では「天皇が第二次大戦の歴史を学ぶよう呼びかける」との見出しで天皇の言葉を報じています。さすがに満州事変は即ち九一八事変と注釈を付けていますが、言葉をそのまま報じているようです、。

中国で天皇の言葉が報じられた事もあり、私も日本のネットで改めて新年の天皇の所感を読みましたが大変重みのある言葉と思います。今年は第二次大戦後70周年の節目を迎えますが、この節目の年に、先の選挙で勝った安倍首相がどのような談話を出すかについては中国の一部の人も大いに注目しているようです。日中関係は近年最悪だと云われて久しいのですが、去年11月行われたAPCEの際に行われた日中首脳会談前後から、微妙に日中関係が変わった様な感じがします。以前はTVをあまり見なかったので正確な処は解らないのですが、中国のTVのニュース等を見ていると、最近日本に関するニュースの量も、以前と比べ増えているような気がします。先日もTVのニュースで14年度に生まれた出生数が僅か100万人足らずだった事等を報じていましたし、新年を迎える世界各国の様子を紹介するニュースの中でも、東京でのカウントダウンの映像を流していました。また、今日も百貨店での初売りの様子も流していました。また、別のTVのニュース番組の中では、12月頃には現場からの中継で北海道の大雪の様子や、政府が補正予算を組んだニュース等も流していました。

以前は、実は天皇の言葉と云うのを読んだ事はなかったのですが、私としては今回出された天皇の言葉と云うのを読んで、現政権の暴走の歯止めになれば良いがと思っているところです。また、今年は日中関係が少しで好転してくれればと願っています。



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