中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中身が黄色の山芋はあるのか?

2019年01月21日 | 中国事情

山芋は、中国語では上药と云う様です。去年の12月に雲南省紅河州の河口県に行った際に、本屋で紅河県民族文化叢書の中の「民族飲食」と云う一冊の本を手に入れてきました。この本は、本の表題の如く雲南省紅河州の紅河県に住む少数民族の「飲食」に付いて書かれた書物です。

この本の中には、山芋に付いての件があります。それに拠れば、山芋には、人工栽培した物と自然の物の二種類あると書いてあります。日本風に云えば、山芋には、栽培した長芋と自然薯があると云う感じかと思います。また、この本の中では、山芋には、紫色の山芋と白色の山芋の二種あるとも述べてあります。この本中では黄色の山芋があるとは書いてありません。

このブログでも触れた事があるのですが、雲南人民出版社から2013年に出版された本「原味雲南」の中には、山芋には、黄色の山芋もあるとの記述があります。雲南省普洱には、中身が白い山芋と中身が黄色の山芋があるとの記述があります。ところが、「百度」等で検索を掛けても、中身が黄色い山芋の写真やそれに関する記述は見当たりません。当然、紫色の山芋に付いてはネッ上には、写真も載っている上、それに関しての記事もあります。

旅先で農貿市場に行った際等には、私が未だお目に掛かっていない黄色の山芋があるかどうか注意して見ているのですが、未だに黄色い山芋は未だに見掛けておりません。「原味雲南」の中には、黄色の山芋があるとの記述はあるのですが、残念な事に黄色の山芋の写真は載っていません。近頃では、そのそも黄色い色の山芋があるかどうか疑問を持ち始めました。そもそも黄色い色の山芋あるのでしょうか?

雲南省大理州では、紫色の山芋は、見かけませんが、紅河県や河口県の農貿市場では、中身が紫色の自然薯(山药)は割と良く見かけます。

 

紫色の山芋。自然薯。

 

紅河県の農貿市場で見かけた紫色の自然薯。

 

大理州大理市下関の農貿市場で見かけた自然薯。

 

一斤(500g)4元で売っていました。正しく自然薯と云う感じです。

中身が紫色の自然薯(山药)

山芋(山药)と自然薯

 

 



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